一昨日、先週の土曜日にシンフォニーホールに聴きに行った、プラハ放送交響楽団大阪公演のことを書きます。

今回のプラハ放送響の来日ツアーは、この日の大阪を皮切りに、昨日7/7が福岡、7/9高崎、7/11・13東京、7/14名古屋と6公演。プログラムは、スメタナの連作交響詩「わが祖国」より全曲または抜粋、ソリストにチェロの佐藤晴真くんとヴァイオリンの三浦文彰くんを迎えてのドヴォルザークの協奏曲、そして、交響曲第9番「新世界より」を組み合わせ、4種類用意されています。

一昨日の大阪公演は、前プロが「わが祖国」より「モルダウ」とチェロ協奏曲、メインプロが「新世界より」でした。

 

  出演

指揮:ペトル・ポペルカ

チェロ:佐藤晴真

管弦楽:プラハ放送交響楽団

 

  プログラム

前半

スメタナ:連作交響詩「わが祖国」より「モルダウ」

ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 op.104

 第1楽章 Allegro
 第2楽章 Adagio,ma non troppo
 第3楽章 Allegro moderato

後半

ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 「新世界より」 op.95

 第1楽章 Adagio - Allegro molto
 第2楽章 Largo
 第3楽章 Molto vivace
 第4楽章 Allegro con fuoco

 

アンコール

ソリスト=カザルス:鳥の歌

オーケストラ=ドヴォルザーク:スラブ舞曲 第10番、ブラームス:ハンガリー舞曲 第6番

 

オケの編成は14-12-10-8-6。
最初の曲、「わが祖国」より「モルダウ」は、先月、下野竜也さん指揮・兵庫芸文センター管PACの定期演奏会()で「わが祖国」全曲で聴いたばかりでした。河の流れを奏でる冒頭のフルートとヴァイオリンのピチカートから美しくキラキラ、やっぱり、チェコのオケが演奏する「モルダウ」はいいなと、ミーハー的に心地よく聴きましたニコニコ
 
続いて、佐藤晴真くんのドヴォコン。
佐藤君の演奏を聴くのは、22/12の「必聴!!チェロ3大協奏曲 熱狂コンチェルト」()というコンサートで、飯森範親さん指揮・日本センチュリー響とのハイドンのチェロ協奏曲以来。また、ドヴォコンは1月のトマーシュ・ブラウネル指揮・プラハ響・兵庫公演()で岡本侑也くんの演奏以来です。
もう、お馴染みの曲ですが、僕としては1月の岡本くんよりも今回の佐藤くんの演奏のほうが好みでした。
岡本くんの演奏が結構、あっさりしすぎていると感じたのに対し、佐藤くんの演奏は、より深みがあり、でも音がクリアで良く響いていると感じられたからですOK
そして、アンコールの鳥の歌も良かったルンルン
 
後半は、これもお馴染み、「新世界より」。
この曲も1月のプラハ響・兵庫公演で聴いて以来になります。
2回連続でチェコのオケで、この曲を聴けたのが嬉しいウインク
女性奏者による第2楽章のイングリッシュホルン・ソロが美しかったびっくりマーク
ポペルカの指揮で演奏は全般に躍動感があり、気分も盛り上がりました音譜
僕の印象では、トランペットの鳴りが凄く良かったように思いますグッ
 
アンコールも、安定の選曲。
ドヴォルザークのスラブ舞曲 第10番とブラームスのハンガリー舞曲 第6番で華やかに〆拍手
 
ミーハー的な感想になりますが、チェコのオケによるスメタナ愛、ドヴォルザーク愛が感じられる、心地よい演奏を堪能したコンサートでしたチョキ
 
開演14時、休憩20分を挟み、終演16時20分。
サイドバルコニーのA席(最高値席)に若干空きが有り、90%程度の入りでした。
 
 
 
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