昨日は、兵庫芸術文化センター管弦楽団PAC第151回定期演奏会を、いつもの地元の幼馴染みと聴きに行ってきました。

指揮は下野竜也さん、プログラムはスメタナの連作交響詩「わが祖国」全曲でした。

僕は今シーズンはPACの定期会員ではありませんが、演奏機会がそう多くないスメタナの「わが祖国」全曲を下野竜也さんの指揮で聴けるというので、単発購入しました。

 

  出演者

指揮:下野竜也

管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団

コンサートマスター:白井圭(ゲストコンサートマスター)

 

  プログラム

スメタナ:連作交響詩「わが祖国」

前半

第1曲 ヴィシェフラド(高い城)
第2曲 ヴルタヴァ(モルダウ)
第3曲 シャールカ

後半
第4曲 ボヘ三アの森と草原から
第5曲 ターボル
第6曲 ブラニーク

 

この曲を聴くのは、21年10月、コバケンさん指揮・読売日本交響楽団の大阪定期演奏会()以来。
この時は新幹線で人身事故が発生しコバケンさんやオケの皆さんの到着が大幅に遅れ、開演時間を遅らせ、かつ、第3曲と第4曲の間の休憩を取りやめ、全6曲を連続演奏するというハプニングがありましたが、今回は、休憩ありの公演となりました、

 
オケの編成は、弦5部14-12-10-8-6。
第1ヴァイオリンはゲストコンマス白井圭さん(元N響ゲストコンマス)、第2ヴァイオリンはゲストプレーヤー白井薫さん(N響第2ヴァイオリン次席)以外の24名は全員が女性奏者。ヴィオラも10名中7名と女性比率が極めて高いびっくり
若手の弦楽器奏者は女性が多いんでしょうね。
ハープがステージ上手側と下手側に離れて配置されていて、第1曲ヴィシェフラド冒頭の美しい音色から演奏が始まりましたキラキラ
超有名曲の第2曲ヴルタヴァ(モルダウ)ではフルートが奏でる河の流れがやっぱり綺麗。
第3曲のシャールカではクラリネットのリー・リーリンさんが大活躍グッ
第4曲のボヘ三アの森と草原からは、まさに森や草原を感じるような曲調ルンルン
そして、第5曲のターボルと第6曲のブラニークはアタッカで演奏され、スメタナのチェコ愛が感じられる激しく劇的なメロディで大いに盛り上がりました拍手
 
何度かブログで触れているように、PACはプロオケですが、在籍上限3年でアカデミーの要素を持っています。
故に奏者は皆若いし、メンバーも入れ替わるのでアンサンブルも必ずしもビシィと揃っている訳ではないですが、やる気が満ち溢れていて、毎回ゲストプレーヤーの教えを乞いながら一生懸命演奏している姿を観るのはなかなかいいものです。
 
今回も、上述した二人の白井さんのほか、読響ソロ・ヴイオラの柳瀬省太さん、N響チェロ首席の辻本玲さん、読響コントラバス奏者ジョナサン・ステファニアックさん等がゲストで出演されました。
 
下野さんは毎シーズンPACを指揮されておられる上、今年4月の関西6オケ()でもPACを率いておられたので、このオケの特徴を熟知し、持ち味を引き出され、キレのある指揮で力強い演奏を導いていました拍手
 
開演15時、休憩20分を挟み、終演16時55分。いつものようにPACの定演は人気が高く、補助椅子もでる満席でした。
 
カーテンコールのみ撮影可だったので自席からスマホで撮った画像です。
 

楽団のXのリンクを貼っておきます。

 

幼馴染みとはコロナ感染後のお互いの回復具合を確認。
彼女は少し嗅覚障害が残っている模様、僕は若干の咳が残っています。
もう少し時間がかかるかも知れませんが、無理せず、順調に元に戻ればと思っています。