今日は、映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』を観に行ってきました。期待以上に面白く楽しかったですが、そのことは明日記載することにして、ブログは一昨日行った、プラハ交響楽団・兵庫公演のことを書きます。

指揮は、楽団首席指揮者のトマーシュ・ブラウネル、前プロはチェリストの岡本侑也さん。オール・ドヴォルザーク・プログラムで前プロは、「伝説」op.59より 第3曲とチェロ協奏曲、メインプロは交響曲第9番「新世界より」でした。

 

  出演

指揮:トマーシュ・ブラウネル

チェロ:岡本侑也

管弦楽:プラハ交響楽団

 

  プログラム

前半

「伝説」op.59より 第3曲

ドヴォルザーク:チェロ協奏曲

 第1楽章 Allegro
 第2楽章 Adagio,ma non troppo
 第3楽章 Allegro moderato

後半

ドヴォルザーク:交響曲第9番<新世界より>

 第1楽章 Adagio - Allegro molto
 第2楽章 Largo
 第3楽章 Molto vivace
 第4楽章 Allegro con fuoco

 

アンコール(オーケストラ)

ドヴォルザーク:スラブ舞曲 第10番、第15番

 

最初の「伝説」op.59より 第3曲では、オケの編成は14-12-10-8-7。

初めて聴く曲でしたがスラブ舞曲に似たボヘミア民族色が感じられる曲で、チェコのオケが演奏するドヴォルザークはいいなぁ、とミーハーな僕は最初から思ってしまいましたウインク

続いて、舞台転換でオケは12-10-8-6-5となって、ソリストの岡本侑也さんが登壇。

フライヤー等でよく見かけたので、お顔と名前は知っていましたが、演奏を聴くのは初めて。

チェロ協奏曲は人気曲なので、しばしば機会があり、前回聴いたのは昨年11月のビシュコフ指揮チェコフィル大阪公演()でパブロ・フェランデスによるものでした。

岡本さんの演奏は音はクリアで綺麗なんですが、チェロの持つ深みというか重厚感というか、そういう感じが僕の好みよりは、ちょっと少なく感じられて、あっさりしすぎているように思えました。

演奏後はお客様の拍手が止まないために何度もカーテンコールがあり、コンチェルトでやり切ったということなのかアンコールはなかったので、最後は楽器を舞台裏に置いて登場されて〆となりました(自席は中央ブロック下手側通路横、前後方向は丁度中央通路のすぐ後ろ。フェスティバルホールならばVIP席に相当する位置を幸い確保出来ていたので、コンマスと岡本さんが「アンコールやらないの?」「やらないよ」みたいな感じの会話しているように思える姿を目撃したので、多分、最初から予定していなかったのではないかと思います)。

生意気な感想になりますが、アンコールの有無はともかく、演奏自体が自分の好みとはちょっと違っていたので、前半はちょっと物足りない状態で終了。
 

でも、後半は結論からいうと大満足!!

新年はやっぱり「新世界」が聴きたいし、それをフライヤーに記載されている通り「自国の作曲家を知り尽くした指揮者」ブラウネルの指揮でプラハ響がとても心地よい演奏で聴かせてくれたのですからニコニコ

この曲も演奏機会が多いので、前回は9月のデュメイ指揮・関西フィル定期()でした。

オケは14型に戻って、コンマスも前半の男性から、後半は女性のコンミスに交代。

全般的に弦の音に厚みがあって良かったし、ホルンもいい音を出していましたグッ

また、第2楽章のイングリッシュホルンソロは溜めが少なめながら、哀愁の帯びた音色で染み入ってきましたキラキラ

そして、ビックリしたのはティンパニ奏者びっくり

腕まくりをして大きく振りかぶるような叩き方をしたり、自分が演奏していない時にはメロディーに合わせて身体でリズムを取りながら首も左右に振ってニコニコOK

叩く前にはマレットをクルクル廻す仕草びっくりもあって、観ているこっちも楽しく盛り上がりびっくりマーク

多分、会場でも僕と同じように感じておられた方も多かったと思われ、カーテンコールではひと際、大きなブラボーが贈られていました拍手

 

アンコールはお決まりのスラブ舞曲でしたが、良く演奏される第10番だけでなく第15番も演奏してくれて嬉しかったです音譜

 
開演14時、休憩20分を挟み、終演16時15分。
満席ではなかったですが、70~80%とまずまずの客入りでした。
 
この日は、一人で行く予定でしたが、同級生でかかりつけ医の親友が前日にチケットがまだあったから行くことにしたと連絡をくれたので、往復の道中と大津に戻ってからの食事を一緒にすることが出来て、楽しい一日となりました。
 
兵庫芸文センター公式Xの終演後の投稿を貼り付けておきます。