先週の土曜日4/6の昼間にシンフォニーホールに聴きに行った「井上道義 ザ・ファイナル・カウントダウン Vol.3~道義×絶品フレンチと和のコラボ×大阪フィル~」というコンサートのことを書きます。

井上ミッキーが年末の引退までに大フィルとのコンサートを5回実施する企画の3回目の公演です。

昨年7月の予定がミッキーの入院加療で延期となり、先日開催されたVol1()は、いつもコンサートや芝居に一緒にいく地元の幼馴染みが平日開催となったため行けなくなってしまいましたが、今回は無事、一緒に聴くことが出来ましたニコニコ

プログラムは、前半がサン=サーンスの『糸杉と月桂樹 op.156より「月桂樹」』と新実徳英さんの『和太鼓とオルガンとオーケストラのための「風神・雷神」』、メインプロがサン=サーンスの交響曲第3番。

全曲、シンフォニーホールのパイプオルガンを使用する楽曲でオルガニストの石丸由佳、また、「風神・雷神」では和太鼓奏者の林英哲さんがソリストを務められました。

 

  出演

指揮:井上道義

オルガン:石丸由佳(☆)

太鼓:林英哲(★)

管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団

コンサートマスター:崔文洙

  プログラム

前半

サン=サーンス:糸杉と月桂樹 op.156より「月桂樹」(☆) 
新実徳英:和太鼓とオルガンとオーケストラのための「風神・雷神」 (★☆) 
後半
サン=サーンス:交響曲 第3番 ハ短調 op.78「オルガン付」(☆)
第1楽章:Adagio-Allegro moderato、Poco adagio
第2楽章:Allegro moderato-Presto、Maestoso-Allegro
 

ソリストアンコール=林英哲:宴(うたげ)

 

オケの編成は前後半共14-12-10-8-6。

最初の、サン=サーンスの『糸杉と月桂樹 op.156より「月桂樹」』は初めて聴く曲でした。

プログラム冊子によると、1919年に第1次世界大戦での勝利を祝い作曲され当時のフランス大統領レイモン・ポアンカレに献呈されたとのこと。西欧では、「糸杉」は死や追悼、「月桂樹」は勝利や栄光の象徴とのこと。今回演奏された「月桂樹」は二長調の軍隊風の行進曲と記載されています。

もうその通りのマーチでコンサートの始まりに相応しい快活な曲でした!!

 

続いて、新実徳英さん作曲の『和太鼓とオルガンとオーケストラのための「風神・雷神」 』

オルガン独奏のための「風の螺旋」という曲を基に、和太鼓奏者のYouTube林英哲さんの求めに応じる形で、大太鼓との対話の形を採る作品「風神・雷神」へ改作され、1997年に太鼓とオルガン、オーケストラのための作品として初演されたとのこと。

井上ミッキーも何度のステージでこの曲を取り上げており、一昨年5月には新日本フィルと石丸さん・林さんとの演奏で披露され、3者にとって思い入れ深い作品になっているそう。

この日は開演前にミッキーが登場し、ちょっとしたプレトークがありましたが、「風神・雷神」への思い入れの強さが語られていました。

ステージ中央最背面に置かれた雷神に相当する大きな太鼓のひと打ちから始まり、風神のオルガンが低音で応えるように進行、さらにオーケストラが被ってくるスケールの大きな展開びっくりマーク

石丸さんはこの曲では、下にリンクを貼ったXの添付写真でわかるように衣装も風神になり、オルガン横には扇風機がおかれ、髪飾りを棚引かせての熱演OK

オルガンから吠えるような音が出せるのにも驚いたし、和太鼓の迫力も超絶に凄いメラメラ

どんな曲だったっ問われたら、正にオルガンと太鼓のバトルのような、兎に角、凄い曲だったとしか答えられないものでした100点

終盤の太鼓とオルガンソロは照明も消して、ソリストをクローズアップする演出。
そして、最後は照明がつき、オケのメンバーも掛け声でフィニッシュ音譜
会場からは拍手喝采、ブラボーの嵐拍手
作曲者の新実徳英さんも来られていて、ミッキーの紹介でステージに登壇。さらに大きな拍手に包まれておられましたキラキラ
 
そして、アンコールは林さんの曲で「宴」のソロ、これまた迫力がありましたグッ
 
 
前半だけでのかなりお腹いっぱいの濃厚な公演となりましたが、後半はサン=サーンスの交響曲第3番。
先月の日本センチュリー響の定期演奏会()で鈴木優人さん指揮による演奏を聴いたばかりです。
ミッキー指揮による今回の演奏は、ゆったりとしたペースでオルガンの響きが際立っていました。
でも、前半が強烈すぎたので、ちょっと印象は薄くなってしまいました。
 
幼馴染みは、和太鼓に期待と公演前から言っていたので、大満足。
「風神・雷神」凄かったなぁ、前後半逆だともっと良かったかもと言いながら帰路につきました。
 
開演14時、休憩20分を挟み、終演16時頃。
サイドバルコニーに若干の空席があり、80~90%の入りでした。
 
関連するXのリンク、以下に貼っておきます。
 
https://twitter.com/concertmaster1/status/1776178947937690102?t=lfAeQ_5BWKgBfFEf4p4Jtw&s=19

 

https://twitter.com/michiyoshi_web/status/1776520856191254779?t=SCoK0t2SM0NP8EZmElli7Q&s=19

 

https://twitter.com/yupi_maru_/status/1776774766856392884?t=PRDeAdbYaP_S7mLRW6_8qA&s=19

 

https://twitter.com/yupi_maru_/status/1776776908417753185?t=WpUdVt4Qg1DdlGq5agTLGw&s=19

 

https://twitter.com/yupi_maru_/status/1776778685330399706?t=oesyHAHf24h_bb4iTIGhug&s=19

 

https://twitter.com/tsuji_plus9/status/1776559090757509498?t=vZicvAlmEgKcr9dUJ4zPhw&s=19