一昨日の昼間、シンフォニーホールに聴きに行った関西フィルハーモニー管弦楽団 第343回 定期演奏会のことを書きます。

指揮は高関健さん、前プロがソリストに奥井柴麻さんを迎えラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、メインプロがプロコフィエフの交響曲第5番でした。

僕は関西フィルについては定期会員でありませんが、コロナ禍の頃、ソリストの奥井さんが出演予定だった公演を彼女が留学先のロシアからの帰国出来ず聴けなかったので、是非、機会があればと思っていたのと、高関さんの緻密な指揮よる演奏を期待して単発購入しました。

 

  出演

指揮:高関 健

ピアノ:奥井 紫麻

管弦楽:関西フィルハーモニー管弦楽団

コンサートミストレス:木村悦子

 

  プログラム

前半

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18

 第1楽章 Moderato
 第2楽章 Adagio sostenuto
 第3楽章 Allegro scherzando

後半

プロコフィエフ:交響曲第5番 変ロ長調 作品100

 第1楽章 Andante

 第2楽章 Allegro marcato

 第3楽章 Adagio

 第4楽章 Allegro giocoso

 

ソリストアンコール

ラフマニノフ:リラの花 op.21-5

 

オケの編成は前後半とも14-12-10-8-7.

ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を聴くのは、昨年7月の熱狂コンチェルト2023()での現田茂夫さん指揮・日本センチュリー響との松田華音さんの演奏以来。ソリストの奥井さんは2004年5月生まれの19歳。12歳の時にゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管との共演を果たした逸材とのこと。その後、ロシアへの留学で研鑚されていることもあり、ラフマニノフはきっと得意と思われます。

 

第1楽章冒頭の鐘の音が単段。力強くスタートされ、オケとの協奏でははちよっと聞こえにくいところもあったけど、第2楽章は凄く美しくキラキラ、第3楽章では力強さも増してきて、素晴らしいフィナーレとなりましたグッ

高関さんの指揮による演奏を聴くのは、昨年1月の日本センチュリー響との五嶋みどりデビュー40周年特別公演()以来。この時もソリストに対する目配りが際立っていましたが、今回も奥井さんの演奏が引き立つようにオケを上手くコントロールされているように感じましたOK

 

ソリストアンコールもラフマニノフの「リラの花」 。キラキラした音色が美しかったです。

まだ、19歳の奥井さんですから、益々、活躍されると思うので、今後も注目するつもりです。

 

後半はプロコフィエフの交響曲第5番。

この曲を聴くのは、一昨年10月の秋山和慶さん指揮・日本センチュリー響の定演()以来で3回目。

高関さんによる緻密な演奏ですが、第1楽章は重くて今回もちょっと苦手な感じショボーン
一転、第2楽章のスケルツォはやっぱり楽しいニコニコ
そして、緩徐楽章の第3楽章に入るとまたちょっと重い感じに戻り、第4楽章になるとリズミカルで再び楽しくなって、フィナーレの際には、やっぱり楽しかったとなる不思議な感じの曲チョキ
 
今回も、結局、最終的には満足な楽しいコンサートとなりました拍手
 
開演14時、休憩20分を挟み、終演16時。
関西フィルは人気があるのか、この日だけが出演者やプログラムに人気があったからということなのかわからないけど、完売で当日券なしの満席でした。
 
高関さんの終演後のTweet、リンクを貼っておきます。
 

https://twitter.com/KenTakaseki/status/1761226653152530519?t=DInXhtLUam7e3fjMPCaOdA&s=19 

 

https://twitter.com/KenTakaseki/status/1761226854978273666?t=DRslUnrg41O82Ri8v6SWIQ&s=19