昨夜は読売日本交響楽団 第37回 大阪定期演奏会を聴きに、フェスティバルホールに行ってきました。

本年度の読響・大阪定演の最終回。

指揮は楽団首席客演指揮者のヤマカズこと山田和樹さん、プログラムは前プロがR.シュトラウスの交響詩「ドンファン」とソリストにヴァイオリニストのシモーネ・ラムスマさんと言う方を迎えてのブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番、メインプロがフランクの交響曲 ニ短調でした。

尚、ヤマカズは、3月末で首席客演指揮者を退任されるとのことで、昨夜が約6年間の在位の最終公演となったようです。

TVでの露出も多いヤマカズですが、僕が生で観るのは2020年2月、やはり読響・大阪定演()以来となりました。

 

  出演

指揮:山田和樹

ヴァイオリン:シモーネ・ラムスマ

管弦楽:読売日本交響楽団

コンサートマスター:長原幸太

 

 

  プログラム

前半

R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」 作品20

ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 作品26

 第1楽章 Vorspiel:Allegro moderato

 第2楽章 Adagio

 第3楽章 Finale: Allegro energico

後半

フランク:交響曲 ニ短調

 第1楽章 Lento; Allegro non troppo
 第2楽章 Allegretto
 第3楽章 Finale: Allegro non troppo

 

ソリストアンコール

イザイ:無伴奏ソナタ 第2番 第4楽章

 

 

最初の曲は、R.シュトラウスの交響詩「ドン・ファン」 。オケの編成は14-12-10-8-7。
この曲を聴くのは、21年10月の秋山和慶さんさん指揮・大フィルの定演()以来。
コンサートのオープニングに打ってつけの曲で、気分も盛り上がります!!
ヤマカズも最初から大きなアクションで飛ばしていました。
いつもの変な髪型のコンマス長原幸太さんとオーボエの方のソロが美しかったですキラキラ
 

続いて、オケは12-10-8-8-6に転換し、ソリストのシモーネ・ラムスマが鮮やかなグリーンのドレスで登場。

ブルッフのコンチェルトを聴くのは、昨年11月の松本宗利音クン指揮・大フィルのソワレ・シンフォニー()での川久保賜紀さんの演奏以来でした。

オケとの協奏もカデンツァも恙なかったとは思うのですが、生意気な言い方になりますが、特に高音や弱音が繊細で綺麗とか強奏が力強いとか特徴的なものが捉えられず、普通に良くて可もなく不可もなくという感じに聴いてしまいましたショボーン

 
でも、アンコールで演奏されたイザイの「無伴奏ソナタ 第2番 第4楽章」は力強さが感じられて良かったですOK
 
 

後半は16-14-12-10-8に拡大して、フランクの交響曲。

僕がこの曲を聴くのは、かなり久しぶりで2019年5月、カーチュン・ウォンくん指揮の京響定演()以来。

この時、いい曲だなと感じて、また、聴きたいと思っていたのですが、なかなか機会に恵まれず、昨日に至りました。

第1楽章はかなり重い感じで始まりますが、その後の盛り上がりがいいし、緩徐楽章の第2楽章のちょっと寂し気なメロディも美しい。そして、第3楽章の金管が力強く、ブルックナーの交響曲のような盛り上がりでフィナーレグッ

盛り上がって終わる曲なので、即座に拍手しても違和感はないと言えばないけれど、ヤマカズがちゃんと手を降ろすまで、後、数秒待つことなく拍手された方がおられたのは少し残念でした…
 
やり切った感が出ているヤマカズに会場・オケのメンバーからは賞賛の拍手喝采びっくりマーク
退任前の最後の演奏ということで、チェロの遠藤真理さんと女性もう一人の方から、ヤマカズに花束とメンバーの寄せ書きがされた大きなパネルが贈呈されました。
ヤマカズは満面の笑みで、最後に客席に向かい「今日はバレンタインデーなので愛の告白をします。僕は読響が大好きです!」と言って。会場・オケとも改めて大きな拍手を贈ってお開きに拍手
 
開演19時過ぎ、休憩15分を挟み、終演21時10分。

毎回、人気がある読響の大阪定演。今回もほぼほぼ満席でした。

 

昨日は、親友でかかり医でもある幼馴染みが行けることにったと事前に連絡をくれていたので、座席は離れていましたが、往復の道中と開演前の食事を一緒にすることが出来たことも楽しかったです。

 

山田和樹の指揮棒というXにインスタのリンクが投稿されていたので、貼り付けておきます。