昨夕は、Hyogo クリスマス・ジャズ・フェスティバル 2023 渡辺貞夫 “TOKYO DATING”を聴きに、兵庫県立芸術文化センターに行ってきました。
毎年、12月に兵庫芸文センターで開催されるHyogo クリスマス・ジャズ・フェスティバルの2公演目です。
このフェスティバルには、自身のツアーの1公演として、毎回、ナベサダさんのコンサートが組まれています。
僕は、ブログを始める前の2016年、2017年のカルテット、2018年のカルテット with Strings、2020年 国内メンバーでのカルテットw/ホーンセクション、2021年 国内メンバーのビッグバンド、2022年 国内メンバーのビッグバンドと、他のコンサートとバッティングして聴けなかった2019年を除き、ここのところ、毎度、楽しませて頂いています。
そして、今回は久しぶりにアメリカからピアノのラッセル・フェランテとベースのベン・ウィリアムスが来日、ドラムの竹村一哲さんと共にリズムセクションを務めナベサダさんとカルテットを構成、これに4管のホーンセクションが加わる公演となりました。
ナベサダさんの演奏を聴くのは7月のフェニーチェ堺でのコンサート(★)以来ですが、その後10月に体調を崩され公演を中止されているとの情報があり、今年90歳とやはりご高齢なので心配していましたが、同月最終週より復帰されました。
出演
渡辺貞夫(as)、ピアノ:ラッセル・フェランテ(p)、ベン・ウィリアムス(b)、竹村一哲(ds)、
村田陽一(tb)、西村浩二(tp)、奥村晶(tp)、小池修(ts)
SET LIST
【1st set】
PEACE
TOKYO DATING
LAURA
TREE TOPS
ONE FOR JOJO
I’M A FOOL TO WANT YOU
LAMENT
AIRY
【2nd set】
COME TODAY
I MISS YOU WHEN I THINK OF YOU
FOREST SONG
WHAT SECOND LINE
ONLY IN MY MIND
SAMBA EM PRELUDIO
GEMMATION
LIFE IS ALL LIKE THAT
CHRISTMAS DREAM
【アンコール】
HARAMBEE
CARINHOSO
定刻の16時過ぎにナベサダさんを先頭に先ず、カルテットが登壇。
ナベサダさんは、少し背中が曲がっていて歩く姿も少したどたどしく見えましたが、最初の曲「PEACE」の一音目から音は深くて綺麗で歳の割にはとかでは全くなく、曳きこまれる演奏になりました
前半はカルテットのみで、スタンダードやオリジナルを演奏。ナベサダさんは勿論、全曲演奏
リズムセクション各人のソロ廻しを心地よく楽しめました
ナベサダさんはソロ廻しで、自身が演奏しない時に一度だけ、ドラムの横に置かれた椅子に腰かけられましたが、それ以外は立ちっぱなし
休憩後は、ホーンセクション4名が加わり華やかな演奏
アップテンポな曲は心地よくグルーヴし、バラードはしっとりしなやか
特にアンコール前のバラード「CHRISTMAS DREAM」は沁みました。
アンコールは最近恒例の「HARAMBEE」。ここでは、やっぱり、ナベサダさんの元気な歌声が聴けて本当に良かったです
演奏後は、会場総立ちでスタオベブラボーも飛び交っていました。
メンバー全員でカーテンコール後、退場され、鳴りやまない拍手に応え、再び、ナベサダさんがラッセル・フェランテとともに登壇され、最後は「CARINHOSO」で〆
【Xmasジャズフェス 渡辺貞夫“TOKYO DATING” 終演!】
— 兵庫県立芸術文化センター (@gcenter_hyogo) 2023年12月8日
圧巻のリヴィング・レジェンド、満員御礼・総スタンディングオベーションの演奏でした。
前半はカルテットで聴かせる“静”、後半は豪華4管が加わり華やかな“動”。
御年90歳のお人柄に魅せられた2時間半でした。 pic.twitter.com/Cx6lpcFKGH
TOKYO DATING TOURは全公演終了しました。
— 渡辺貞夫 / Sadao Watanabe Official (@Sadao_Watanabe) 2023年12月8日
ご来場ありがとうございました。#渡辺貞夫#RussellFerrante#BenWilliams#竹村一哲#村田陽一#西村浩二#奥村晶#小池修#佐久間勲
TOKYO DATING TOUR has ended with all shows sold out.
Thank you all for coming. pic.twitter.com/OjeSPGGuzL