今日もよく晴れて暖かくて、すっかり春ですが、目がショボショボします。
僕は花粉症なのか確認したこともないし、そうであったとしても軽症だと思うんですが、そんな僕でも目がショボショボするくらいなんで、相当、飛んでいるに違いありません。
さて、今日は一昨日行った「辻井伸行 日本ツアー2022/23」@ザ・シンフォニーホールのことを書きます。
今週も地元の幼馴染みと一緒に行ってきました。
昨年12月から始まった全国ツアー15公演の10番目。プログラムは全て同じ。
一昨日の大阪は2/24栃木公演から少し間隔が空いていることから、過密スケジュールでお疲れでは??と見えることもある辻井くんですが、今回は元気一杯とお見受けしました
プログラム
前半
ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調 op.31-2《テンペスト》
第1楽章 Largo - Allegro
第2楽章 Adagio
第3楽章 Allegretto
リスト:
巡礼の年 第2年への追加 《ヴェネツィアとナポリ》S.162/R.10 A197
第1曲 ゴンドラを漕ぐ女
第2曲 カンツォーネ
第3曲 タランテラ
後半
ラヴェル:
ハイドンの名によるメヌエット
亡き王女のためのパヴァーヌ
水の戯れ
カプースチン:
8つの演奏会用エチュード op.40
第1曲 プレリュード/第2曲 夢/第3曲 トッカティーナ/第4曲 思い出
第5曲 冗談/第6曲 パストラール/第7曲 間奏曲/第8曲 フィナーレ
アンコール
J.S.バッハ/ヘス:主よ、人の望みの喜びよ
リスト:コンソレーション(慰め)第2番
グリーグ:小人の行進(「抒情小曲集」より)
リスト:ラ・カンパネラ
僕が辻井くんの演奏を聴くのは昨年5月の秋山和慶さん指揮・日本センチュリー響との「《辻井伸行 ショパン・スペシャル》協奏曲連続演奏」(★)以来ですが、ソロリサイタルは一昨年10月の「辻井伸行 音楽と絵画コンサート《印象派》」(★)以来と、ちょっと久しぶり。そして、特に楽しみにしていたのは、テンペストとカプースチンでした。
最初のテンペストは、昨年11月にゲルハルト・オピッツさんの演奏(★)を聴いて以来ですが、今回の辻井くんの演奏は第1楽章の冒頭から音がクリアで強弱緩急のつけ方とも申し分なし
自席は、2階の最後列から1列前とかなり後ろでしたが、緩徐楽章の第2楽章でのとても綺麗な弱音もしっかり聴こえました
そして、生で聴くのは初めてのカプースチン。メチャクチャ楽しかった
楽譜のあるジャズという感じで、辻井くんもノリノリの演奏。スイングしたりグルーブしたり
カプースチンについては1~2曲終わる度に会場から拍手が出たりしていましたが特に気になることはなかったし、盛り上がるという意味では悪くはなかったと思います。
ちょっと前の「題名のない音楽会」で、ジャジーなカプースチンを演奏するのがとても楽しいと辻井くんが言ってましたが、その実演を魅れて大満足
アンコール2曲目前のカーテンコールで、辻井くんがノーマイクで元気よく来場御礼の挨拶。
いつもの「楽しんでいただけましたか?」の問い掛けに会場は大きな拍手。勿論、楽しませてもらったに決まっています
そして、大阪では、5月に、コンチェルトもやりますと、チャッカリPRも
その後もアンコールは続き、最後は「ラ・カンパネラ」。4曲目に、この曲ということで会場もどよめきましたが、圧巻の演奏。
そして、お決まりのピアノの鍵盤蓋を閉めて会場に手を振りながらの退場で、お開きに。
開演14時、休憩20分、終演16時10分。当然、完売で満席でした。
辻井くんのリハ終了後のインスタ投稿のリンクを貼っておきます。