今日は、一昨日の昼間に行った京都市交響楽団 特別演奏会 ニューイヤーコンサートのことを書きます。

幼馴染みと僕が、このコンサートに行くのは、3年連続3回目。今年のコンサート初めです。
一昨年は、井上ミッキー指揮で伊福部作品と和洋作曲家のワルツ()、昨年は大友直人指揮でウィンナ・ワルツとオペラの歌曲にスターウォーズのテーマ()という趣向を凝らしたプログラムと女性団員の華やかな衣装が楽しめる演奏会ですニコニコ
今回は指揮者が昨年度末まで14年間、京響の常任指揮者を務め芸術監督でもあった広上淳一さん、プログラムは大河ドラマの
テーマとJ.シュトラウスという異色の組み合わせに、ベートーヴェンの交響曲第8番と興味深い内容です。

  出演

指揮:広上 淳一

管弦楽:京都市交響楽団

コンサートマスター:石田泰尚(特別客演コンサートマスター)

  プログラム

前半

佐藤 直紀:NHK大河ドラマ「青天を衝け」メインテーマ

ヨハン・シュトラウスⅡ世:喜歌劇「ジプシー男爵」から入場行進曲

ジョン・グラム:NHK大河ドラマ「麒麟がくる」メインテーマ

ヨハン・シュトラウスⅡ世:ワルツ「南国のばら」作品388

服部 隆之:NHK大河ドラマ「真田丸」メインテーマ

エバン・コール:NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」メインテーマ

ヨハン・シュトラウスⅡ世:ポルカ「ハンガリー万歳」作品332

吉俣 良:NHK大河ドラマ「篤姫」メインテーマ

 

後半

ベートーヴェン:交響曲 第8番 ヘ⾧調 作品93

 第1楽章 Allegro vivace e con brio

 第2楽章 Allegretto scherzando

 第3楽章 Tempo di menuetto

 第4楽章 Allegro vivace

 

アンコール 

山本直純:NHK大河ドラマ「武田信玄」メインテーマ

 
オケの編成は14-12-10-8-7.女性団員の衣装は文末に貼り付けたTwitterの画像に示すように華やかなドレスや着物で、新年らしい装いお祝い
開演時刻より少し遅れて、広上さんが登場。
最初は、吉沢亮が渋沢栄一を演じた「青天を衝け」のテーマ。大河のテーマも生で聴くとまた格別!!
井上ミッキーや大友直人さんは数曲演奏したところでマイクを持って新年の挨拶をされたけど、広上さんは後半のベト8の演奏が終わってカーテンコールまで話すことなく演奏を続けられましたが、特に違和感のない進行でした。
ヨハン・シュトラウスの曲も全部華やかでよかったし、特に「南国のバラ」が美しかったキラキラ
ワルツでは、広上さんはノリノリで踊るような指揮をされて、見ていて面白い爆  笑
大河のほうは、長谷川博己が明智光秀を演じた「麒麟がくる」もドラマを見ていた僕としては懐かしかったニヤリ
また、堺雅人主演で真田幸村を描いた「真田丸」は見ていませんでしたが、テーマ曲は広く知られていたし(ドラマ逃げ恥とかでも流れました)三浦文彰くんがソリストを務めたことから何度かコンサートのアンコールで彼の演奏で聴いたり、作曲t者の服部隆之さんの娘、服部百音ちゃんの演奏を聴いたりして、馴染みがありました。そして、今回はコンマスの石田組長がソリストを務め、美しい音色を聴かせてくれましたチョキ
昨年の小栗旬主演、北条義時を描いた「鎌倉殿の13人」では、バックコーラスの部分がスピーカーから流されましたが、オケの演奏とピッタリあっていて迫力満点グッ
前半最後の曲、宮崎あおいが篤姫を演じたドラマは2008年の作品で、僕は見ていなかったしテーマ曲も知らなかったけど、美しい曲で広上さんのチョイスに感心音譜
 
後半はベートーヴェンの8番。演奏機会が多分少ないと思われ、僕は音源でも生でも今回初めて聴きました。解説によると他の交響曲のような重厚さや劇的な展開はなくメヌエットの楽章があることが特徴で、古典への回帰が指摘されることもあるけど、常に新しい取り組みはされているとのこと。
正直に感想をいうと、古典への回帰というのは聴いていて感じられ、新年に相応しい軽やかな曲調ではあったものの、少し退屈で眠くなりました…
 
カーテンコールで、この日、初めてマイクを持った広上さんからは新年の挨拶のあと「大河、いいでしょ!?」との言葉。
確かに、これだけの大河のテーマを一気に聴ける演奏会はなかなかなく、とても楽しかったOKニコニコ!
アンコール前には、長年、京響を支え成長させた広上さんに楽団から肖像画のプレゼントビックリマーク
Twitterの画像にありますが、布袋様みたいで微笑ましいですルンルン
 
最後のアンコールも大河で〆。1988年、中井貴一が演じた「武田信玄」。作曲は山本直純さん。
ピアノやチェレスタも入り、コーラスもスピーカーから流れ、壮大な締めくくりになりましたメラメラ
 

開演14時30分過ぎ、休憩20分を挟み、終演16時25分。

当日券なしの完売。満員のお客様でした。