昨夕は「ザ・シンフォニーホール開館40周年記念シリーズ 世界の巨匠とともに クリスティアン・ティーレマン指揮 ベルリン国立歌劇場管弦楽団 大阪公演」を聴きにシンフォニーホールに行ってきました。僕が聞く今年の海外オケ来日公演の締めくくりになります。

当初、指揮者はダニエル・バレンボイムの予定でしたが健康状態の悪化で来日が叶わず、クリスティアン・ティーレマンが代役となりました。バレンボイムの回復を祈りつつ、代役がティーレマンとなったことはとても有難く思われ、楽しみにしていました。プログラムは、ブラームスの交響曲第2番と第1番です。

尚、ツアーは一昨日の熊本から始まり、昨日が大阪、12/6~8の3日間が東京の全5公演のようです。

  出演

[指揮]クリスティアン・ティーレマン 
[管弦楽]ベルリン国立歌劇場管弦楽団(シュターツカペレ・ベルリン SKB)

  プログラム

前半
ブラームス:交響曲 第2番 ニ長調 op.73

 第1楽章 Allegro non troppo

 第2楽章 Adagio non troppo - L'istesso tempo,ma grazioso

 第3楽章 Allegretto grazioso (Quasi andantino) - Presto ma non assai - Tempo I

 第4楽章 Allegro con spirito
後半

ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 op.68

  第1楽章 Un poco sostenuto - Allegro
  第2楽章 Andante sostenuto
  第3楽章 Un poco allegretto e grazioso
  第4楽章 Adagio - Più andante - Allegro non troppo, ma con brio - Più allegro

僕はSKBを生で聴くのは初めてで、ティーレマンは2019年11月のウィーンフィルの来日公演()以来、昨夕が2度目。

ウィーンフィルの時は、本番の素晴らしい演奏だけでなく、その前に公開リハーサルも観ることが出来て大満足でした。

 
開演前に招聘元の方がマイクを持って登壇。
出待ちなどを控えて欲しいと要請され「その代わりと言ってはなんですが、演奏後のカーテンコールでは写真撮影可とすることをティーレマンとオケに承諾を貰いました」と説明「但し、演奏中はくれぐれも電源をお切りください。では、お楽しみください。」との言葉の後、いよいよ、オケが登場。
 
最初の2番を聴くのは、昨年4月にジョン・アクセルロッドが京響の首席客演指揮者就任披露公演()として演奏されたのを聴いて以来で、ちょっと久しぶり。
オケの編成は16-14-12-10-8。冒頭から弦の音圧ルンルンが大きくて、やっぱり凄いびっくり
最初から良かったけど第4楽章は圧巻グッ
金管、特にホルンとトロンボーンの鳴りが良く、躍動しながら疾走して大いに盛り上がってフィニッシュ!!
 
後半の1番を聴くのは、1月の川瀬賢太郎指揮・大フィルのソワレ・シンフォニー()以来。
こっちは、まぁまぁの頻度で演奏を聴く機会があるけど、やっぱり、昨夕の演奏は僕には別格に思えましたOK
2番だけでも充分良かったのに、1番では更にギアが1段上がった感じ音譜
第2楽章のコンミスのソロがとても美しかったし、第4楽章の最後は凄まじい鳴りでしたメラメラ
僕の勝手な感覚ですが、ドイツのオケらしい力強さが前面に出た演奏だったように思います。
ティーレマンは指揮棒で円を描くような運動を頻繁にしながら、結構、細かく各パートにキューを出し、緩急強弱の振り幅も大きくダイナミックな演奏を導いていたように思います。
 
昨日のコンサートで唯一の不満は、ホールから配布された無料のプログラムが↓の画像に示す紙面1枚きりだったこと。
出演者やプログラムに関する説明など一切ありません。別にいいけど、なんか余りにもそっけないプンプン
有料のツアープログラムがあったけど、なんと2000円もしていたのでとても買う気になれず、やめました。
 
 
でも、今年の海外オケ来日公演の最後としても、演奏には大満足ニコニコ
開演17時、休憩20分を挟み、終演19時。さすがに、ほぼ満員でした。
一般参賀もきっとあったかなと思いますが、僕はあれ嫌いなんで、オケの退場と共に家路についたので分かりません。
来年も、出来る限り、海外オケの公演にも行きたいと思います。
 
では、カーテンコールで撮影した写真を掲載します!
ティレマンのドヤ顔も健在爆  笑です。