昨日は、硬派弦楽アンサンブル「石田組」のコンサートを聴きに、びわ湖ホールに行ってきました。
石田組って何者やっていう説明は、今回の公演の内容含め、びわ湖ホールのHPで上手く書かれており、僕が説明を書くよりわかりやすいので、以下に転載します。
カリスマ的人気を誇る石田組長プロデュース「石田組」が初登場!
神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席ソロ・コンサートマスター、京都市交響楽団特別客演コンサートマスターを兼任するヴァイオリニスト石田泰尚。2018年9月のびわ湖ホール開館20周年記念公演「千人の交響曲」や2021年3月びわ湖ホール プロデュースオペラ『ローエングリン』でもコンサートマスターとして確かな音楽作りをみせてきた(いずれも沼尻竜典指揮)実力とカリスマ性を併せ持つ石田がプロデュースするユニットが硬派弦楽アンサンブル「石田組」です。
「石田組」は、首都圏の各オーケストラで首席を務める奏者など組長の石田が信頼を置くメンバーで構成されています。2014年の結成以降、各地で公演をおこない、2019年にはNHK-Eテレ「ららら♪クラシック」で特集が組まれるほどの注目グループとなりました。また2021年には、3年ごとに行われる音楽の友誌クラシック音楽ベストテン「あなたの好きな室内楽グループ」部門にて第4位(日本人グループ最高位)に選出されています。圧倒的人気を誇るスーパーストリングスユニットが、この秋、びわ湖ホールに初登場します。
プログラムはふたつの「四季」、そしてロックナンバー。
石田組のレパートリーはバロック音楽から映画音楽、プログレッシブ・ロックまで多岐にわたります。今回は、結成のきっかけとなったヴィヴァルディ作曲「四季」、生誕100年を迎えるピアソラから「ブエノスアイレスの四季」、そしてレッド・ツェッペリンやローリング・ストーンズなどUKロックの名曲を演奏します。奏者各々が自身のスタイルをぶつけ合い織り成す演奏スタイルはまさに「生」で聴いてこそ。ダイナミックに、そして時に繊細に奏でられる弦楽アンサンブルに注目です。
硬派弦楽アンサンブル「石田組」
ヴァイオリン: 石田泰尚、佐久間聡一、塩田 脩、ビルマン聡平、丹羽洋輔、田村昭博
ヴィオラ:生野正樹、萩谷金太郎、多井千洋
チェロ:門脇大樹、西谷牧人、弘田 徹
コントラバス:米長幸一
チェンバロ:松岡あさひ
[プログラム]
前半
ヴィヴァルディ:『和声と創意の試み』より四季(全曲)
後半
ピアソラ(デシャトニコフ編曲):ブエノスアイレスの四季<ピアソラ生誕100年記念>
ローリング・ストーンズ(松岡あさひ編曲):悲しみのアンジー
レッド・ツェッペリン(松岡あさひ編曲):天国への階段
フレディ・マーキュリー(松岡あさひ編曲):ボーン・トゥ・ラブ・ユー
アンコール
ビゼー(松岡あさひ編曲):アルルの女よりファランドール
J.ウィリアムズ(松岡あさひ編曲):シンドラーのリスト
ディープ・パープル(近藤和明編曲):紫の炎
ホールの説明にある2019年の「ららら♪クラシック」の特集で、僕は石田組を知りました。その後、石田さんが京響の特別客演コンマスになられたので、昨年9月の京都の秋音楽祭の開館記念コンサート(★)、今年のニューイヤーコンサート(★)、3月のびわ湖ホールでのオペラ「ローエングリン」(★)、6月の定演(★)で度々、コンマスとして出演されるのを見るようになりました。
特段、ファンという訳ではないのですが、コンマスとしてしっかり京響をまとめて素晴らしい演奏をされていたし、地元のびわ湖ホールに来てくれることになったので、観てみることにしました。
後半最初のピアソラのブエノスアイレスの四季。
石田さんは前半、白縁強面メガネでしたが、後半は金属フレームのやっぱり強面メガネに衣替え、レンズに少し色が入っていました。
曲は、初めて聴いたけど、タンゴ調ですごくカッコいい曲!
まさにピアソラと言う感じ。弦を叩いたりして音を出すことも頻繁にあってエキサイティング。
ここまで、終わって舞台袖に引いてから再登場して、初めてマイクを握ってMC。
「あと3曲になりました。楽しいですか?」という、ぶっきらぼうな来場の御礼やメンバー紹介をやっぱり強面風にされましたが、演奏中の仕草含め、強面風の動きをされる度に会場からは、むしろクスクスと笑いが出ていました。確かに怖いというより、何故か愛嬌があって滑稽。