「試し行動」という言葉をご存知でしょうか。
小さい子が自分が愛されている存在だ、ということを確認するために親や保護者、周りの大人に対していたずらや良くない行動をとることだそうです。
まぁありますよね。わたしもやりました。
さてうちの次女はブログに書ききれていない問題行動を起こしています。
今に始まったことではなく保育園から小学校に上がり、大人の目がない時間が増えてからだとわたしは思っています。
大学からも連絡があった生活態度の悪さについて咎めると
「自分の考え方はぶっ飛んでるから」
「さみしい思いをさせたのは誰よ」
「他の人は親が学校や生活費出してくれてる」
などなど、自分の素行が悪いのは親が悪い、と責めたててくるわけです。
そしてネットで目にしたとあるカウンセラーが
「大人になってからの『試し行動』は本人の性格によるものではなく環境が原因」
と述べていたことに対してとても嫌な気持ちになったのです。
なぜならば次女の問題行動は「環境側」つまり、本来必要な愛情を与えるべき存在であったわたしが次女に愛情を与えていなかったから(あるいは愛情を伝えきれていなかったから)というのがカウンセラーの意見になります。
親はわたしだけじゃないんですけれど、という気持ちもありつつ、親との関わりが大事だというのはとてもよくわかります。
わたし自身も情緒的な面で親に愛情を示してもらえた、と感じたことは実はあまりありません。
親なりに頑張っていたのかもしれませんがわたしに必要なメンタル面のフォローはしてもらえなかったと感じていたので、ぱっと見まともに見えて中身は相当ひねくれてしまいました。
それもあって家庭を持ってからもわたしは試し行動をしていたことがあります。
それを思い出すとちょっと穴掘って埋まってうああああ、と叫びたいような気持ちになります。
この件については前夫や巻き込んだ娘たちに申し訳なかったなと心から思います。
試し行動なんてバカみたい、って思うんですけど、そんなことしなくても自分は周りに愛されている存在なのだ、と確信するまでは本当に辛いんです。
やめたくてもやめられない問題行動。
過剰な他人に対する執着だったり、肉体的、精神的な依存だったり。
自分を壊してしまうような言動をとってしまったり。
自分でもそれが良いことだとは思っていないんですよ。
やめたいのにやめられない、抜け出したいのに抜け出せない。
周りを信じたくてもどんな言葉をかけられても不信感と憎しみでいっぱいで、自分でもどうしていいかわからなくなってしまう。
幸いなことにわたしはバッチフラワーを学んでいくうちに、(どっかのカウンセラーが環境が原因だと言おうがなんだろうが)問題行動を起こしてしまうのは自分の内側に問題があるから。
と自覚することができたので積極的にカウンセリングを受けたりなんだりと、自助努力を重ねて回復しました。
今は大丈夫です。
大人になり自分も世帯を持ってからは「子どもにとっての環境」である親側の事情も理解しています。
日々の生活に手一杯で子どもに向けるべき気持ちや時間の余裕がない。
情緒的な愛情の代わりに子どもの困ったをお金で解決しようとしたり、意思疎通の稚拙さがゆえに「あなたは自分にとって大事な存在である」ということを伝えきれていなかったり。
わたしだけでなく、わたしの両親も、娘たちの父親も、家庭的な連鎖で欲しかった愛情をもらうことができていなかったんだと思うととても切なくなります。
でもその連鎖は気がついた世代で断ち切ることができます。
わたしは経済的な面では次女から手を引くことを決意しました。
次女は親からの愛情がお金だと思っている節があり、欲しいものを好きなだけ手に入れ贅沢する人生を望んでいます。
残念ながらわたしの経済力ではその望みは叶えてあげられないし、その望みを叶えたところで本当に幸せになれるとは思っていません。
本当は今後一切関わらずに生きていけたらどんなに楽かと思います。
でもダメなんですよね。
一切関わらない、というのはそれこそ親としての責任放棄。
今後次女に必要なのは情緒的な面のサポート。
幼い時に与えられなかった安心感、信頼感、信用をこれから構築し直さないといけません。
ある意味子育てのやり直し
と思っています。
次女が問題行動を起こすことに対して「何が悪い」と言われた時に
「子どもに不幸になって欲しいとは思わない、幸せに生きて欲しいと思うから悪いことは悪い、ダメなことはダメというんじゃないの」
「この先わたし以外の誰があんたに対してそういうこと言ってくれるのよ。誰も言ってくれないのよ」
と泣き叫んだわたしの気持ちは次女に伝わったのでしょうか。
これで本人の問題行動がすぐに治るとは思いません。
それでも少しでもあの子の心に届いて、問題行動を起こしたり、自分を破滅に向かわせるような考え方や生きかたを「自分がやめようと思えばやめられる」と気づいてくれれば、と思います。
甘い親かもしれないけれど本人が生き方を変えたいと願った時にわたしはできるだけ寄り添ってあげたいと思うのです。
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