令和6年度裁判所職員採用一般職(裁判所事務官、大卒程度区分)1次試験合格発表について | 彼の西山に登り

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今日5/30(木)は、令和6年度裁判所職員採用総合職・一般職試験の1次試験合格発表日です。

 

本記事執筆時点では、裁判所HPに試験実施結果のまとまった表が出ていませんが、1次試験合格者受験番号欄に記載された合格者数をまとめると、裁判所事務官一般職(大卒程度区分)については、以下のようです。

 

札幌   249人

仙台   321人

東京   1983人

名古屋  499人

大阪   627人

広島   399人

高松   210人

福岡   654人

合計   4942人

 

このうち、特例希望者(受験番号がAX・BXの方です)は30人(東京29人、福岡1人)です。

なお、特例希望者は最終合格判定段階でも合流してきます。

 

1次試験合格した方は、まずはおめでとうございます。

早速、面接カードと勤務希望地等調査票を記入・提出しましょう。

6/6(木)必着です。

面接カード、勤務希望地等調査票とも、データ入力用のExcelデータがダウンロードできますので、手書一辺倒の時代に比べ、作成はずいぶん楽になりました。

とはいえ、提出期限まで間がありませんし、多くの受験生の方は、6/2(日)の国家一般職1次試験を受験するでしょう。

本格的な仕上げは来週としても、面接カードの骨格や、勤務希望地等調査票くらいは、国般の勉強の息抜きのようなつもりで今週中に手を着けておいた方がいいでしょう。

 

裁事の面接カードは、国家公務員試験の中では分量が多い方ですし、事前提出させて面接官も読み込んでから面接に臨みます。

志望理由に苦慮する方が毎年少なくありませんが、現在の裁事の面接で深掘りされることが多いのは、後半の3項目(個人活動、チーム活動、自己PR)です。

具体的エピソードを交え、効果的にアピールできるよう、準備しましょう。

ただ、特に民間企業や他の公務員から転職を希望する方は、転職理由や転職先がなぜ裁判所なのか、教育学部の方は教員志望を変更した理由や変更先がなぜ裁判所なのか、といった観点から、志望理由が深掘りされることもあるので、簡潔に答えられるよう準備しましょう。