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既にご存知の方も少なくないと思いますが、1/25(水)付で、令和5年度東京都職員採用試験(選考)の1次試験の日程と主な変更点等について発表されています。
採用試験要綱は3/3(金)に公表されますので、詳細はそれを待つことになりますが、取り敢えずの予定を確認しましょう。
上記によれば、1次試験の日程は、
都庁Ⅰ類B(一般方式・新方式):4/30(日)
都庁Ⅰ類A:5/14(日)
これに伴い、申込受付期間も変更され、Ⅰ類A・Bとも、
3/28(火)午前10時~4/4(火)午後3時
となるとのことです。
例によってⅠ類Bの1次試験日は、特別区Ⅰ類の1次試験日と同日です。
そして、Ⅰ類Aの1次試験日は、例年Ⅰ類Bの1次試験の次の日曜日でしたが、今年度はやはり5/7実施の国家総合職2次試験(筆記)を意識してか、もう1週遅らせて5/14になりました。
ただ、これにより、裁判所職員総合職・一般職の1次試験日5/13(土)の翌日となり、併願する方は連日の受験になります。
また、国家総合職人事院面接の初日(5/15)の前日となります。
まあ、いい方に考えれば、都庁Ⅰ類Aの専門記述は、公法、民事法、経済原論については、国家総合職の専門記述とテイストが類似するので、両方受験する方は専門記述対策上のピークを設定しやすくなるかもしれません。
ただし、少々前倒しされた申込受付期間はⅠ類A・B共通ですから、申込み忘れがないように注意しましょう。
一方、試験内容については、現段階で発表されている限りでは、例年と大きな変更はないようです。
したがって、勉強の内容に大きな変更を加える必要はありません。
併願との調整も含めて日程の仕切り直しが必要な方は、早めに検討しましょう。
見忘れがちですが、「主な変更点」には、重要な変更がいくつかあります。
申込システムの変更に伴って、申込み時に証明写真データ(縦横比4:3)の登録が必要になるとのことで、申込み時点で証明写真を用意する必要がありますね。
また、令和5年度から、新たな採用選考を福祉保健局において実施することとなったため、Ⅰ類B福祉A区分・C区分は実施されないことになりました。
上記によると、詳細は2月中旬に選考案内が公表されるようですが、1次選考は5/13(土)となっています。
今年度から福祉の職種の方は東京都人事委員会実施の試験とは別建ての選考になりますので、日程等の情報把握には注意しましょう。
ちなみに、都庁の他のⅠ類Bの試験と日程がずれるため、Ⅰ類Bの1次試験と同日に実施される特別区Ⅰ類の福祉区分と両方受験できることになりますから、首都圏の福祉職を目指す受験生にとっては朗報です。
ただ、令和5年度に関しては、福祉系の学部から家庭裁判所調査官補を目指す方は、1次試験が被ってしまいますので、どちらを受験するか今のうちに検討しましょう。