今日からは、「新築なのに祟られた家」(シリーズ第1話はこちら1・「新築なのに祟られた家〜プロローグ」)を這々の体で手放して、そのあとの話です。
家が売れたときには線維筋痛症やらなんやら抱えてズタボロで、やっと「病気が治るまで」ということで生活保護を受けることになりました。
ところがそれがために、引っ越し先が見つかりません。
シェルターとか自立支援ホームなんかも相談しましたけど混んでいたのか、いい返事がもらえず…。
やっと「大家さんがべつにいいって言ってくれてる」ということで見つかった物件は、一旦見たけど冷蔵庫が入らないのと水回りに難があったのとでお断りした物件でした。
結局他が全部ダメで、入れてもらえただけありがたいので頑張って3年住んだけど、いろいろ耐えられなくなりまたも無理をして自立して、今の家に引っ越すに至りました。
そのいきさつでいろいろと知った、龍神さまの話です。
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築50年の家作(かさく)
オカンが物件を見て、いわゆる、「むかーしの都営住宅」みたいだと言ってました。
小さい平屋を何軒も建てて家賃収入を得るというタイプの貸家物件で「家作」とか呼んだりするのですが、私が生まれた頃ウチもそんなようなところに住んでたようです。
最近は少なくなりました↓
結局そこしか入れてもらえる物件がなかったので、決まったときにはとてもありがたかったのは言うまでもなく、べつに古いのは気にならなかったです。
冷蔵庫は間口を半分塞ぐ格好で置きました。
ただ、お風呂場が土間コンで浴槽が真四角の狭いヤツで、洗濯機置き場が一緒という、
「どうやって入るの?」「洗濯機壊れるよね?」
…ってな謎の造り。
洗面所・脱衣所はありません。
それが「あ、これダメだ」ともう直感したので一度パスしてるんですが、選べる身分じゃないので仕方ありません。
贅沢言うな!って言われちゃおしまいですが、以前この手の古い家に住んだことは何度もあり、結局やはりそういう家は不満が募って出ることになった…ということが経験のすべてでした。
なぜか、水回りに難がある家は相性が悪いのです。
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水回りのトラブル
そして、予想通り…?
住んでいるうちに、キレイにしていたつもりだったのに暖かくなるといつも排水溝からナメクジが侵入(土間コンに穴が空いてるだけでトラップが一切ない)。
しかも洗濯機の専用排水口がなく風呂場に垂れ流しだからすぐ不潔になり、詰まるのです。
パイプユニッシュをしょっちゅう土間コンにブチ撒いてました。
油断するとこう↓
突っ張り棒を買ってきて浴槽と洗濯機の間にシャワーカーテンはしたし、洗濯機下にもスノコ敷いたけどやっぱり湿気で洗濯機壊れましたよね…。
しばらくコインランドリー利用してましたが、身分が身分なんで痛かったですね…お財布が。
キッチンの水道も給湯器が壊れたっけな…。
トイレも普通に使ってて詰まり、便器を床から外す大工事になって、大家さんは出してくれず生活保護のほうでも出してくれずで、首が締まる思いもしました。
そしてとうとう私はその家のお風呂に入らなくなりました。
もともと当時から病的に太り始めていて小さな浴槽に入れなくなってて洗い場も狭かったので、浴槽に立ってシャワーを使うしかなかったんですがコレの寒いこと…。
しかも使えば当然毎回大変な掃除も待っている。
ホント、土間コンにスノコの掃除って大変なんですよ。
冬場なんか身体があったまらないし土間コン寒いしで、毎日は行けないけど銭湯行くようになりました。
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受難は続くよどこまでも
そうしてる間にも、線維筋痛症が治ったと思ったら定期的に膝の水を抜かなきゃならなくなったり、仕事に復帰しようとしても骨折ばかりしてうまくいかなかったり、テレビも冷蔵庫も調子悪くなり、挙句にネズミに食糧を食われる始末…。
(その当時の骨折の話は闘病ブログ「コルチゾールが足りません」のこちら→内軟骨腫のお話
そしてとうとう、頚椎症性神経根症でまたもや手術が必要となり…。
まぁこのおかげで親父の死に目に会えはしたんですが。
体調が悪いときに限って家の周りの草取りをやってないとクレームを言われたり(他の物件は大家さんが除草剤撒いたり剪定したりしてましたが…何のための管理費?)、新しく斜向かいに入ってきた外国人の奥さんが理不尽にキツく当たってきたりでメンタルもしんどくなってきてました。
もういろいろと限界でした。
入れてもらえたことには今も感謝しています。
こんな書き方するのは本当に申し訳ないんですけど、…。
で、頚椎症性神経根症の手術を待ってる間に親父が他界。
手術後の回復を待ってやっと社会復帰してある程度稼げるようになり、自立し引越ししたのでした。
怪現象こそ起きなかったけれど、この引っ越しもまた這々の体でした。
まぁケガや病気は家のせいにしてるわけではないのですが、とにかく水回りに我慢ができなかったのは確かです。
そしてそれが、龍神さまの不思議を知るキッカケになるのでした。
次話、なんでそう思ったのか書いていこうと思います。
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ご挨拶記事はこちら→「焦げ猫のカキ殴りイラストエッセイへようこそ」
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オススメ図書
焦げ猫がマンガ描いてます!
こちらも絵はないですが物流のお話です。
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