軽井沢高原文庫 -20ページ目

春の軽井沢高原文庫主催イベントをご予約受付中です。

 けさの軽井沢の様子を2枚、載せます。朝8時頃撮影。1枚は、地面に緑が広がってきた堀辰雄1412番山荘の庭です。もう1枚は、軽井沢タリアセン内のアントニン・レーモンド「夏の家」へ向かう満開の桜並木のトンネルです。

 ところで、現在、軽井沢高原文庫主催の春イベントのご予約を受付中です。いずれもまだ若干名のご予約をお受けすることができます。開催順に次の通りです。

 ①4月22日(土)13時~14時 軽井沢再発見講座「加賀乙彦館長と加賀乙彦」  会場:軽井沢高原文庫 参加費千円(友の会会員500円)

 ②5月13日(土)13時~14時半 文学散歩「新緑の旧軽井沢を歩く~旧軽井沢ゆかりの文学者たち編~」 講師:当館学芸員 現地集合・解散 参加費1500円(友の会会員1000円)

 ③6月3日(土)13時~14時半 辻邦生山荘見学会2023① 講師:当館学芸員 参加費2500円(友の会会員(2000円) 軽井沢駅より送迎あり

 ④6月10日(土)14時~15時半 松永伍一展イベント「松永先生と子守歌」 講師:西舘好子(日本ららばい協会理事長)、藤井秀亮 子守唄を歌う、思い出連続ミニトーク(5名) 会場:軽井沢高原文庫中庭 参加

費:1500円(学生・友の会会員1000円)

 詳しくは軽井沢高原文庫ホームページをご覧ください。よろしかったら、ご参加ください。 (大藤 記)

 

 

 

明日から3日間、G7長野県軽井沢外務大臣会合が軽井沢で開催。

 春の山々がコブシや桜などの花で彩られる季節となりました。皆さま、いかがお過ごしですか。

 さて、明日から3日間、G7長野県軽井沢外務大臣会合が軽井沢で開かれます。それに伴い、通行規制や警戒警備が行われ、とくに軽井沢駅南側のプリンス通り付近は厳戒警備となっています。一方、軽井沢高原文庫から南へ約500メートルの風越公園に国際メディアセンターが設置されたことから、公園内の一部施設および植物園が利用できなくなっています。町内循環バス東・南廻り線は迂回運行しています。19日まで軽井沢町で小型無人機(ドローンなど)は飛ばせません。この期間、軽井沢を訪れる方は、どうぞご注意ください。 (大藤 記)

 

 

 

 

 

 

 

 

有島武郎別荘の庭にカタクリが咲きました。

 軽井沢高原文庫敷地内に移築した有島武郎別荘「浄月庵」の庭に、カタクリの花が咲きました。写真は、さきほど撮影。カタクリの花言葉は「初恋」です。

 有島武郎別荘1階のカフェ「一房の葡萄」はあさって、4月15日から営業をスタートいたします。11時~17時。水・木が休み。軽井沢高原文庫に入館されなくても、カフェのみのご利用も可能です。

 また、軽井沢高原文庫から北へ50メートルほどの所にある、軽井沢タリアセン中央ゲート前の枝垂桜(しだれざくら)がやはり咲き出しました。こちらも載せます。今年は例年よりも2週間くらい早いような気がいたします。

 きのう、千葉県から詩人のMinako Aoiさんが来られ、急に思い立って4~5日、軽井沢に来ましたとおっしゃっていました。Aさんは立原道造が愛したソネット形式で詩をお書きになっていて、昨年、2冊目の写真詩集を出されました。きのうは、故郷・尾道のことや、尾道から船で渡る母の故郷・因島(いんのしま)のことなどを聞かせてくれました。 (大藤 記)

 

 

 

 

 

 

 

 

『軽井沢の文化遺産&資料集3』を刊行

 このほど、『軽井沢の文化遺産&資料集3』が刊行されました。発行者の増淵宗一さん(日本女子大学名誉教授)から送っていただきました。2023年3月31日、軽井沢文化遺産保存会発行。

 A4判、巻頭カラー12頁、本文180頁。今号は執筆者16名。第1部10本、第2部8本、第3部3本、第4部2本の原稿から成ります。これで年1冊ずつ刊行の、シリーズ全三冊が完成したようです。

 軽井沢文学の仕事に携わっている私の目から見ると、作家の正宗白鳥のご遺族・正宗量子さんの「正宗白鳥文学碑の移転について」や、作家の水村美苗さんとご主人の経済学者・岩井克人さんが自分たちの山荘についてそれぞれ書かれたエッセイ「魔法の杖」「これはPalatialですね」などはとても面白かったです。ほかにも軽井沢の文化遺産に関する興味深い論考がたくさん載っています。避暑地・軽井沢の歴史・別荘建築等々に関心のある方には、少部数発行のようですので、お早めに入手なさることをお勧めいたします。

 なお、今回も私は増淵さんからお声をかけていただき、「軽井沢タリアセンの保全と利活用~夏の家、堀辰雄山荘、睡鳩荘など~」というタイトルの文章を6ページ分、書かせていただきました。

 いずれ、軽井沢書店や軽井沢高原文庫で販売すると思います。 (大藤 記)

 

 

 

 

軽井沢は桜が咲きました。ゆうすげ、松虫草の苗を植えました。

 軽井沢はここ数日、最低気温が-1℃~-3℃くらいと、かなり冷え込んでいます。そうした中ではありますが、ようやく軽井沢も桜が咲き出しました。これは例年よりも10日くらい早いです。いつもは5月の大型連休前半に軽井沢は桜が満開になるのですから。

 写真は、きのう朝、7時過ぎ、軽井沢町立中部小学校の庭で撮影した桜です。

 ところで、一昨日、私は軽井沢高原文庫の前庭に建つ立原道造詩碑のまわりの川側斜面近くに、ゆうすげと松虫草の苗を10余り、植えました(写真)。立原道造を好きな方は、ゆうすげと松虫草はともに立原の好きな花であったことをご存知でしょう。夏に花が咲きます。これは立原道造記念会の宮本則子会長から贈っていただいたものです。宮本さん、ありがとうございました。

 ちょうど私が苗を植えている時、神奈川近代文学館の総務課長の野見山陽子さんがやってこられましたので、ご説明申し上げました。野見山さんは加賀乙彦先生の追悼展をわざわざ見に来られたのでした。

 この日、詩人の久保木宗一さんも見学にいらっしゃいました。私が高原文庫のショップで久保木さんと長いこと話していると、3人のお客様が2階展示室から下りて来られて、最初は加賀先生の『わたしの芭蕉』文庫版を購入されていったん帰られたのですが、10分ほどしてまた現れて、今度は刊行中の加賀乙彦長篇小説全集数巻や加賀先生の著作を数万円分、購入されました。興味をもったので、私が話しかけてみると、中国・北京からきた映画製作者の方でした。色々な方がいらっしゃいますね。

 今回、「追悼 加賀乙彦館長」展に合わせて、ショップは加賀先生のものを中心に品ぞろえしています。よろしかったらのぞいてみてください。 (大藤 記)

 

コブシが咲き始めました。

 軽井沢の春を告げるコブシの花が咲き始めました。写真はけさのわが家の庭のコブシです。まだ咲き始めです。25年ほど前、植木屋さんに植えてもらったときは5メートルくらいでしたが、今や15メートル以上の大木に成長しました。この木が花をつけると、個人的には春が来たなあと、実感いたします。

 仕事場の軽井沢高原文庫近くでも、コブシの白い花をあちらこちらで見ることが出来ます。先月、前橋市在住の詩人、久保木宗一さんが、コブシが咲いたらお知らせくださいと、お電話をくださいましたので、きのう、早速、お知らせしました。

 ところで、軽井沢高原文庫では現在、「追悼 加賀乙彦館長~軽井沢高原文庫と歩んだ25年~」を開催いたしております。一昨日は、加賀先生のご長男の小木多加志さんが奥様と来館されました。ゆっくりと見学され、感無量のご様子でした。

 加賀先生がお亡くなりになって、まもなく3か月がたとうとしています。1週間ほど前、私は中村真一郎の会発行の「中村真一郎手帖18」(2023年5月発行)に加賀先生の追悼文を書かせていただきました。 (大藤 記)


 

今日から旧朝吹山荘「睡鳩荘」が新年度公開を始めました! 思い出のマーニー 家 モデル

 今日から旧朝吹山荘「睡鳩荘」が新年度公開を始めました。今年11月まで公開いたします(見学には軽井沢タリアセン入園料大人800円が必要です。またイベント開催時は見学できない場合がございます)。

 ここで、睡鳩荘に関して、補足説明させていただきます。 

 2008(平成20)年に軽井沢タリアセンに移築されたこの建物は、もともと実業家・朝吹常吉(三越社長等歴任)が1931(昭和6)年に旧軽井沢・愛宕山に建てた朝吹家別荘です。英国留学経験のある朝吹が依頼した設計者はアメリカ出身の建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズ。朝吹家は東京・高輪の家もヴォーリズ設計です。

 睡鳩荘は、居心地の良さを追求したヴォーリズ設計の軽井沢別荘建築の白眉ともいえる作品です。スタジオジブリ作品の映画「思い出のマーニー」のモデルとも言われています。

 木造2階建て、瓦葺き。建築面積189平方メートル。広いテラスを設け、大形の石積み暖炉を備えるホールのような、ゆったりとした居間(グレートホール)を設けています。

 戦後、朝吹常吉の長女で、この別荘を使っていた作家・翻訳家の故・朝吹登水子さん(仏在住)は、「私は睡鳩荘に愛情をもっているので、フランスから日本に戻って来るのも、夏の軽井沢をこの別荘で過ごしたいからだ。ゆったりしている階段も登りやすく、欧米なみの広さにとってある」と書いています(「睡鳩荘に住んで」)。

 登水子さんの死後、生前交流のあった軽井沢高原文庫にご遺族から連絡が寄せられ、軽井沢タリアセンに寄贈され、塩沢湖畔に保存されました。室内の家具やカーテン、壁に掛かっていた絵などもそっくり、いただきましたので、戦前の大ブルジョアの別荘ライフを感じることができます。2017(平成29)年に国登録有形文化財に登録されました。(大藤 記)

(2015.7.1撮影)

 

有島武郎別荘「浄月庵」1階のカフェ「一房の葡萄」は4月15日(土)より新年度営業をスタートします

 軽井沢高原文庫敷地内に移築されている有島武郎別荘「浄月庵」1階のカフェ「一房の葡萄」は、2023年4月15日(土)より新年度営業をスタートいたします。

 営業時間は11:00~17:00。水・木曜日休み(但し、8月は無休)。珈琲・紅茶・ドリンク・トースト・ケーキなど。

 店名の「一房の葡萄」(ひとふさのぶどう)は、何に由来するか、ご存知ですか? 有島武郎が生前に残した創作集は『一房の葡萄』ただ一冊です。挿絵と装丁を自ら手がけ、早く母を失った3人の愛児への献辞とともに表題作を含む計4篇の童話が収められています。

 1923年6月9日、「浄月庵」において、有島武郎は「婦人公論」記者、波多野秋子と縊死. 心中を遂げました。つまり、今年はちょうど100年目となります。

 カフェへのご利用は、当館に入館されなくても可能です。 

 写真は、5年前(2018.4.21)に私が撮影した有島武郎別荘ですが、季節のめぐりが少し早いので、おそらく今年のオープン時はこんな感じではないかと想像します。うすいピンクの花は自生のヤマザクラです。 (大藤 記)

 

今日は詩人・立原道造の命日です。

 今日は詩人・立原道造の命日です。1939(昭和14)年3月29日午前2時20分、入院先の東京・江古田の東京市立療養所で病状急変し、永眠しました。24歳8か月。84年前の出来事です。写真は1938年春、「ニユー・トーキヨウ」にて。立原道造記念会:提供。 (大藤 記)

加賀乙彦展の信濃毎日新聞紹介記事。春展情報をホームページにアップしました。

 きょうの軽井沢は曇り。きのうまでの雨は浅間山の上のほうは雪だったようで、浅間山は真っ白です。予想気温は最高11℃、最低-1℃。

 さて、新年度がスタートして10日ほどがたちました。現在、当館では「追悼 加賀乙彦館長~軽井沢高原文庫と歩んだ25年~」を開いています。少し前ですが、信濃毎日新聞で加賀乙彦展をご紹介頂きましたので、ここに記録として画像を載せておきます(2023.3.23付朝刊)。全県版。 

 ところで、きのう、軽井沢高原文庫の春展情報&イベントを当館ホームページにアップいたしました。加賀乙彦展の次の「没後15年記念 松永伍一展~絵・絵画・子守歌…~」および関連イベント、春の文学散歩、辻邦生山荘見学会などです。よろしかったらご覧ください。

 松永伍一展については、あらためて記す機会もあるかと思いますが、松永伍一氏は北軽井沢に山荘のあった詩人です。堀辰雄夫人らとも親交があり、高原文庫の会にもよくご参加いただきました。私がお会いした印象は、さわやかな春風のような雰囲気の方でした。 (大藤 記)