皆さんこんにちは
息子から電話が入りました。
何だろうと話を聞いてみると・・・
「会社の同僚にコロナが出た」
「濃厚接触者ではないけど、用心の為に今週は実家に行かないよ」
とのこと。
息子の優しさには感謝しつつ、
孫に会えないさみしさが心の中でうごめきます💧
オミクロンになってから、ホントに多くなりましたね、コロナ感染者。
自分自身も気をつけなくてはと思った息子の電話だったのです。
そんな木曜日は、「経営アドバイザーブログ」です。
今週も頑張って書かせていただきますので、
宜しくお願いします
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前回までマーケティングの基本的なお話しをさせていただきました。
理念経営における”マーケター”は全従業員であるということ・・・、
理解していただけましたか
今日からは、理念経営における”人材育成”についてお話しして
みたいと思います
ところで、皆さんは、”人材育成”と聞いて、「一言で」どのような内容を思い浮かべますか
例えば、”スキルの向上研修”でしょうか
それとも、”新しい発想の生み出し方等の研修”でしょうか
”人材育成”と言っても、多種多様な研修が世にあります。
「一言で・・・」と言われても、よくわからないのが本当のところではないかなと思います
私自身、サラリーマン時代にいろいろな研修を受けてきました。
ところが・・・
研修を企画され、トレーナーをされた方には大変申し訳ないのですが、そのほとんどは「無駄な時間を過ごしたなぁ」と感じています。
何故、私がそのように感じたのかというと、
「そんな事わかっているよ」と思うことだらけ・・・だったり、
「机に座ってばかりで頭に知識が入ってこない」から・・・でした。
例えば、営業スキルの研修では、
”顧客の課題を明確にすること”
”顧客の希望をしっかりと明確にすること”
”顧客の課題や希望に則した改善・解決方法などを提案して行くこと”
”その手法をPDCAに落とし込んで改善サークルを行くこと”
などなど
確かに、受講するとその時は”その気”になるのですが、
数日経つと、脳からその情報は消えてなくなり、
そのまま、また元の形に戻ってしまいました
ということは・・・
研修を行って身になったことがほとんど無かったというのが、
私自身の本音なんです
これは、あくまで私個人の感想ではあるものの、
皆さんの中でも同じような方がいらっしゃるのではないでしょうか
ここで、私がお伝えしたいのは・・・
いろいろな”スキル研修”を受けるなら、
”企業の細胞となられる感性豊かな人材を育てる学びを実践”した
方が企業としての効果が上げられるのではないかということなんです。
つまり・・・
教育(education)を受講するのではなく、
学び(learning)を実践するんです。
企業の業績が悪くなると研修を行うケースがあります
また、社会的な問題が発覚すると研修を行うこともあります
過去にも、”世の中が不況になればなるほど、研修会社が儲かった”
なんて話はよく聞いた話です
理念経営のマーケティングでもお話ししましたように、
全ての部署の人たちがマーケターであるという前提で考えると、
”自社理念を明確にすること”
”各部署の全従業員の”見る目”を養うトレーニングを行うこと”
”自社理念を基に新しい発想を生み出す-気づき-に重点を置く事”
を元に研修を設計した方が、私には効果が生まれると思えるんです。
業績不振や社会的不祥事が発覚する問題の根本的な理由は、
①企業内体質が古いまま進歩していない
②社会が求めていない業態を維持しようとしている
③人材の心が古い企業体質、古い業態文化に嫌気をさしている。
だから・・・
④顧客の声を聞こうとしていない
⑤顧客へ時代に即したサービスを提供する知恵を持てない。
⑥顧客が求める商品開発をしようとしていない。
などなどが上げられます。
いくら、研修を行ってもすぐに忘れてしまうのが人間です
企業の業績を上げ、未来永劫企業存続を望むのであれば、
企業理念を再度整備し、企業の未来を明確にした上で・・・、
行動の原動力になる”本人の意思(心)の底上げ”を
行うことが、重要な研修テーマになるのではないかと思えます。
その研修こそが、本当の人材育成だと私には思えるんです
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今日のお話はここまでです。
今日は、”人材育成とはなんぞや”ということをお話ししました。
皆さんはどのように感じましたか
次回は、具体的な研修内容についてお話ししてみたいと思います。
それでは、また来週
元ディズニー親父の松本でした。