猛暑の駆け込み寺「クーリングシェルター」
テレビを見ていたら、「猛暑の時はクーリングシェルターを利用しましょう」と言うので、初めて聞く「クーリングシェルター」について、ネットで調べてみた。クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)は熱中症対策の強化の中で考えられたもので、市町村は、冷房施設を有する施設を、熱中症特別警戒アラートが発令された場合、市民の人たちに暑さをしのぐ場として、施設を開放することになっているという。いわば、猛暑の折の「涼み処」という施設のことらしい。マークはこちら。色は特に決まってないという。まだ身近では見たことがありませんが、気を付けていると見つけられるかもしれませんね。ちなみに、公共施設だけではなく、民間施設も利用されていて、薬局やお風呂屋さんなど、場所もいろいろ。また、学校の体育館などもクーリングシェルターになる場合には、空調設備などの財政支援も行われるという。武蔵野市を例にあげると、以下のような武蔵野市の地図を見てもわかるように、クーリングシェルターが地域全体をカバーしていて、施設が利用しやすくなってます。また、多くの施設が公共交通機関(電車、バス(バリアフリー対応含む)等でアクセスしやすいのもすごいですね。運営時間を見ると、世田谷区では、全時間帯に利用できるよう、各施設によって、運営時間が違っており、地域全体で幅広い時間帯をカバしているのもわかります。クーリングシェルターの利用上の注意として、マニュアルも作成されていて、マニュアルには、利用上の注意として、利用者の利用目的、利用中の留意点が記載され、運用上の留意点として、物品、来訪者へ の対応・依頼、体調不良者への対応、情報発信・周知方法などが記載されている。こちらは佐野市の例。各クーリングシェルターには、利用者がくつろげる、椅子やソファが用意されていて、利用者が水分補給できるよう水の用意もされているという。クーリングシェルターを周知するため、のぼりなども置かれていて、体調不良者に対応できるよう、清涼飲料水、経口補水液、タオル、保冷 剤・冷却剤なども用意されているという。調べていてわかったが、結構、クーリングシェルターは設備や対応も充実していて役立ちそうな感じがする。自宅近くにどんなクーリングシェルターがあるのか、きちんと把握しておくことが大切かなと思う。ということで、小金井市のクーリングシェルターを調べて、唖然としてしまった。なんと、出て来たのは2か所だけ! しかも2か所の合計受け入れ人数はたったの35人。これでは、全然役立たないではありませんか。しかも、午後5時までの時間制限があり、みごとに出遅れているなぁとがっかりしてしまった。下が小金井市のクーリングシェルター一覧。なんか、「情けない感」満載。クーリングシェルター設置の遅れ、半端じゃないですねぇ(涙)>小金井市と書いたところで、余りにひどすぎる結果に、もう一度調べなおすと、クーリングシェルターは2か所だけだったが、「涼み処」としての設備10カ所を見つけることができた。宮地楽器ホールや公民館などが紹介されていて、少しだけ安堵する。でも、なぜ広くて収容人数も多く、設備も充実している宮地楽器ホールをクーリングシェルターにすることができなかったのか、小金井市のやる気のなさをひしひしと感じてしまった(^_^;)。一度ご自身の市町村のクーリングシェルター、調べてみるのはいかがでしょうか?>all