【子どもの文句の聞き方が変わった3つの分岐点】 | 子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)

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【子どもの文句の聞き方が変わった3つの分岐点】

こんにちは。

インストラクターの近藤きょうこです。

 

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「なんで(ママは)○○してくれないの?」

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この春 中学2年になる娘。

 

「友達のところは、みんなママがやってくれるんだって。
なんでしてくれないの?」

と話してきました。


最近、娘の口数はすっかり少なくなったため、

話しかけてくれること自体うれしくて

つい前のめりで話を聞きました。

 

「あぁ、それがウザい…」

と言いながらも、この日は珍しく娘は話を続けます。

 

「部活(剣道)の子たちは 道具を洗ってもらえたり、

買い替えもママから

『そろそろどう?』なんて言われたりするんだって!

なんでうちは、そうしてくれないの?」


 

ほうほう…そうか、そうか。と聞きながら

これって、私に対して文句を言っているの?

と自分の心の声が聞こえてきました。

 

 

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「(ママに)〇〇して欲しい」

「なんで(ママは)○○してくれないの?」

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話の聞き方を学ぶ前の私は、

 

「よそはよそ!うちはうち!」

と一言で返していたと思います。

 

 

そう言われても、子どもは合点がいかないことは、

頭のどこかで分かっています。

でも、自分もそう言われてきたし、大人になればわかること。

正論なんだし大丈夫、と。

 

 

 

ほかにもいろんな気持ちがあります。

・「子どもの文句は面倒。なるべくこじれないように、

   一言で片づけたい」そんな本音もあり。

 

・「よその家と比べてうちはダメだって言われた。

     …ヒドイ」のようにも感じていました。


・「ママ〜、〇〇やって〜」なんて、
    中学生にもなって何言ってるの?

    これから先のためにも、ここは厳しくしなくっちゃ!


自分に思いにばかり、矢印が向いています。

子どもの思いには、耳を傾けてはいません。

 

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 分岐点1:話の聞き方の矢印を変える

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そこで、子どもの思いに矢印を向けて

もう一度同じ言葉を聞いてみました。

すると、子どもの言いたいことがちがって聞こえました。

 

 

「ママにして欲しい」

という言葉は、

「もっと気にかけて欲しい」

と聞こえたのです。


文句ではなく、「困っている」というSOSなのでは?と。

 

 

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 分岐点2:「気にかけているよ」を伝える

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もう少し話を聞こうと

「気にかけているよ」

という思いを伝えました。

 

より具体的に

「そうなんだね。いつも自分で洗ってるよね。

毎日部活も、夕方遅くまで頑張ってるよね。」

すると娘がクルっと後ろを向き

「みんなはそういうの全部、

 

ママがやるんだって 今日聞いてさ。

ホント良いなぁって思っちゃって…」

 

少し小さな声でボソボソっと、言いました。

 

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 分岐点3:沈黙を待つ

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「そうか…。」

とあいづちを打ちつつ もう少し、

 

そのまま待ってみました。

 

つい何か言いたくなるのを、グッと我慢。

 

 

子どものゆっくり話している時こそは、

 

口を挟まず次の言葉を待っていると
 

「………で、ね。

部活で結構、最近きつくってさ………。

だから、洗うのは、やってほしい…」

 

 

 

「そうかぁ、最近大変だったんだね」

と素直に言葉にすることができました。

「大変な時は洗うよ。言ってね」

と。

 

 

【子どもの文句の聞き方が変わった3つの分岐点】

  1.  話の聞き方の矢印を変える
  2. 「気にかけているよ」を伝える
  3.  沈黙を待つ

部活も1年が経ち

このところ、練習内容がハードになってきていることは

 

知らなかったなぁ。

 

 

部活を始めたばかりのころは 自分で出来ていたけれど、

「キツイ」

と言うタイミングを逃していたのかもしれない。

 

 

 

そんなことを思いながら、娘の背中を見つめました。

 

 

背丈も私を抜き、一見するともう、大人とさほど変わらない。

 

でも、まだ13歳。

 

すなおに「甘える」ことはもう無いけれど、まだまだ子ども。

 

 

つい、

「自分の事は自分で!」できるでしょ!当たり前でしょ!」

と言い過ぎてたのかもしれません。

 

「文句」と受け取るか、

 

「困ってるの」と受け取るかは、私のとらえ方で変わる。

 

 

困ったときに「困ってるの」と言えることも、

 

とても大事なんだと気づかされた出来事でした。


最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

子育てコーチング協会

インストラクター 近藤きょうこ
ブログ:https://ameblo.jp/kyouko0005