こんにちは。
インストラクターの近藤きょうこです。
子どもの「足りないところ」より、
「できているところ」を伝えることが大事。
そういう知識が頭で分かっていても、
なかなか我が子になると足りないところが
気になって仕方がなかったのです。
私の場合、せめて、できることと言えば…
足りないと感じることを言わないようにするのが精一杯でした。
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定期テスト前の出来事
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定期テスト期間だった中2の息子。
テストとなると、息子は神経がとがり出します。
イライラ・グチグチ・文句タラタラ…。
なるべく刺激しないようにしていました。
私のこころの中は
・試験範囲をちゃんと確認したのかな?
・提出物はちゃんと出しているのかな?
・前回の失敗を今回は改善したのだろうか。
・もっと平常心のほうが良いのではないか?
グルグルと心配でいっぱいになっています。
今までの経験上、私のこの不安を伝えても、
何もいいものを生み出さないなぁ
と思い、考えを巡らせてみました。
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子どもに合ったほめ方
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私が夕ご飯の支度をしている時です。
ダイニングで教科書を広げている息子と、ふと目が合いました。
不機嫌そうに
「何?」
と言われたので、ここは ほめるチャンス!
目に入った教科書とプリントの山を見て、
何を言おうかと考えました。
大げさにほめたりせずに、
「見たまま」「感じたまま」の事実を伝えるのが、
息子には合っているのです。
たとえば
「すごいがんばってるね!さすが!」
というような言葉よりも、こんな言葉が合っています。
「ずいぶん、たくさんの教科があるんだね。
教科書も分厚くて、いろんな分野のことを
最近の中学生は学ぶんだね」
「前に嫌いだと言っていた教科もテストがあるみたいだね」
「前は一生、やりたくないって言ってたけど
その教科書も読んでいるんだね」
「数学のプリント、すごく多いんだね」
「前回よりも、テスト勉強のスタートが早いなぁって思ったよ」
最初に浮かんだ言葉を言うと、息子が
「他には?」
と催促してきたので、また「見たまま」「感じたまま」を伝えました。
ぐんぐん息子のイライラが減っていくのが分かります。
息子にとって 大事なのは、『事実』。
以前、
「頑張っているね」
と言っても響かなかったし、
「すごいね」
「偉いね」
というと、小さな時から必ず
「どこが?」
と聞いてくる息子。
たくさん、「見たまま」「感じたまま」の事実を伝えたら、
満足したのか、すぅーっとまた勉強に戻っていきました。
なんということでしょう!!
あのツンケン状態から、なんの衝突もないなんて!
これは、初めてかも!
思わず、浮かれました。
心の中で小さくガッツポーズをしたのでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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子育てコーチング協会
インストラクター 近藤きょうこ