怒りに隠された本当の気持ち、そして息子の変化 | 子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)

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こんにちは。

インストラクターの高波ヤスコです。

先日長男(小学3年生)に腹が立って怒ったのですが、怒った後に気付いたことが たくさんありました。



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「人をバカにするのは、間違ってる!」

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子供達が宿題やワークをやっているとき、妹(6歳)が泣き出しました。

ポロポロ涙をこぼして泣いています。

何があったのか聞くと、長男君に

「妹ちゃんのワークなんて簡単なんだから、早く終わらせたらいいじゃない。」

と言われたそう。


私は、バカにしてる!と思い腹が立ちました。

「お母さんからみたら、長男君の宿題なんて めっちゃ簡単やで!

 年齢が違うんだから、妹ちゃんのが簡単そうに見えるのは 当たり前やろ!

 分かる?! もう!!!」


ネチネチと彼を怒っている時は「長男が間違っている!」という思いでいましたが・・・、

何か引っかかります。

怒りに隠された別の気持ちがあるんじゃないかな・・・。



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長男への期待、そして恐れの気持ち

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ふと思ったのは、

長男がもし幼稚園生なら こんなに腹は立たなかった、

ということ。


もっと小さい頃なら、長男の姿を素直で子供らしい、

という視点で見ることができたと思うのです。

長男が大きくなったことで私の中で何が変わったのでしょう。


それは彼への期待です。

期待が大きくなっていました。

 もう、小学3年生なんだから、相手の気持ちがわかる優しい子になってほしい。

 人をバカにするような子にはなってほしくない。



まだあります。

恐れの気持ちです。

 こんなことでは小学校で人との関りがうまくいかず、トラブルを起こすのではないか。

 人をバカにするような言い方がエスカレートすると、いじめになるんじゃないか。

そんな怒りに隠された本当の気持ちに気付いたとき、深いため息がもれました。


期待が大きくなってたんだなぁ。

恐れの気持ちがあったんだなぁ。



しばらくの間、その期待と恐れの気持ちを じんわりと感じていました。

「子育てって、ホント、一筋縄じゃいかないもんだなぁ・・。

 怒りすぎちゃうけど、子供の事が気にかかって一生懸命なのよね、私・・。」

そんなことも感じていました。

怒りすぎたことを 長男に謝りました。


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長男が感じていたイライラ

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長男に聞きたかったことがありました。

彼の言い方を思い返してみると、ストレスを感じているように感じたんです。


私「長男君、宿題がやりたくなくてイライラしてたの?」

長男「うん」


私「宿題、たくさんあるし、3年生になって難しくなってきたもんね」

長男「うん」


私は「妹をバカにしてる!」と思って腹が立ったけど、バカにしてるというよりも、イライラをぶつけてたのかもしれない。

彼に今必要なのは、宿題のサポートかもしれない。


私「宿題が大変なのはお母さんも知ってるから、なるべくサポートするね」

長男「うん」



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サポートする事で長男に変化が!

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長男が宿題をする時、私に余裕があれば側についていてあげることにしました。

「こんな難しい漢字習ったのね。へぇー!」

「あと半分で終わるね」


声掛けもしてあげると、嬉しそうです。

すると、以前よりもスムーズに宿題を進めるようになりました。

イライラも減りました。


宿題を嫌がっていた彼を思い出して、思います。

「私も毎日の夕飯づくりが嫌で、イライラしてるよなー。

 一緒やん(笑)」

最後までお読みいただきありがとうございました。




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インストラクター 高波ヤスコ