子どもがぐずり泣きをしたときの対処法 | 子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)

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こんにちは。

マスターインストラクターの森山ふみ香です。




我が家には3人の子どもがいます。

一番上の長男と末っ子の長女は、7歳差。

その2人が1個のあんこ餅をめぐって、ケンカになったことがありました。




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あんこ餅バトル勃発!

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2人の大好物、あんこ餅。

朝食で

「あんこ餅を食べたい」

と2人が言いました。


でも、あんこ餅は1個しかありません。

どっちも譲らない2人。

結局、じゃんけんで決めることにしました。



(末っ子が勝ちますように……)


私は内心そう思っていました。

なぜなら、当時、末っ子は5歳。

末っ子が負けると泣くに決まってる。

保育園に連れて行く前にぐずられると困るからです。



「じゃんけんポン!」

勝ったのは長男でした。



予想通り、末っ子は大泣き。

「あんこ餅食べたい~!」

大声で叫んでいます。

違うものを提案しても一向に泣き止みません。



「7歳も下の子に譲ってもいいんじゃないの!?」

と長男に対して湧いてくる思いと、


「負けたんだから仕方ないじゃん!」

と末っ子に対して湧いてくる思いをそーっと脇に置いて、『聞く』覚悟を決めました。



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気持ちに折り合いをつける時間

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「あんこ餅食べたい~!」

と泣き叫ぶ末っ子に、


「あんこ餅食べたかったね。」

「あんこ餅好きだもんね。」

「あんこ餅美味しいもんね。」

「負けて悔しかったね。」


ひたすらオウム返し、共感、代弁を繰り返すうちに、少しずつトーンダウンしてくるのが分かります。




それから20分ほど経った頃。

今まで大泣きだったのが嘘のようにピタッと泣き止み

「今日、あんこ餅5個買ってきて。」

と言って、出されたご飯を食べ始めたのでした。



それを見ていた兄弟たちが、

「何したの!?」

と、びっくりするほどの変わり様だったのです。


聞いてもらっている間、小さい子なりに自分の気持ちに折り合いをつけていたのでしょうね。



「一体いつ泣き止むの!?」

と、泣き止ませることを目的にしてしまうとイライラして聞けなくなるけれど、

聞くことは子どもが自分の気持ちに折り合いをつける時間だと考えるとフラットに聞けそうだと感じました。



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一生懸命聞かなくてもいい

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ちなみに、約20分間、ずっと末っ子に寄り添って一生懸命聞いていたわけではありません。

朝の忙しい時間です。

私は、自分の朝食を食べたり食器の片付けをする合間に、時々泣いている末っ子の体をさすって聞いていました。



ほんの少しの時間でOK。

余裕があるときでOK。


完璧を求め過ぎず、聞くを続けて行きたいと思います。




最後までお読みいただきありがとうございました。




次回の担当は、東京都にお住まいの桜あきよインストラクター。

あきよさんの素敵な笑顔にいつも癒されていますが、実は3人の男の子のママであり、下の2人は双子ちゃんなんです。

聞いただけで目が回りそうな毎日。。。

メルマガでは、そんな様子も伝えてくれるかも!?

次号もお楽しみに。



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マスターインストラクター森山ふみ香