思春期にも効く!不登校だった娘にやり続けていたこと | 子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)

子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)

子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)のブログです。
子育てに役立つ情報をお届けしています。


こんにちは。

インストラクターの谷川明子です。


中学1年生の時、娘は突然学校へ行かなくなりました。

普段何気なくしていたはずの会話はなくなり、何を訊いても「わからない」しか返ってこなくなりました。


・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o

それでは話にならない

・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o


私ははじめ、学校へ行けない理由を知ろうと必死でした。

理由がわかれば共感や解決ができると思ったのです。

だから話を「聞こう」としました。

でも実際にはうまく聞けず、だんだん腫れ物に触るようにしか 接することができなくなりました。


「学校に行ってほしい」気持ちはありました。

でもそれは出してはいけないのだ、

だって大切なのは、「あなたがいかに大切な存在かを伝えること」それが先なんだから。


「学校に行かなくてもいいから…」

「責めてるわけじゃないから…」

そう前置きをつけて、学校に行けないワケを「聞こう」としても、娘に伝わったのは

「どうしたら学校へ行けるようになるの?」

という私の不安だけ。


だから答えはいつも「わからない」でした。

当時の私は

「わからないってどういうこと?
 それじゃあ話にならないじゃない」

と言っていました。



・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o

その方法があったか!と目からウロコ

・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o


そんな時「子どものこころのコーチング講座」で「承認」という「聞き方」を知りました。

「解決」方法が知りたい気持ちはまだ大いにありました。

でも、だんまりや「わからない」しか言わない娘の対応に、できることがあるのならばと試してみました。

・学校へ行かない
・全く勉強はしない
・ゲームやYouTube三昧

はじめは、

そんな娘のどこを認めたらいいのか?

と思っていましたが、教わった「承認」のやり方は実にシンプルでした。


「見たまま、感じたままを実況中継する」

基本はたったこれだけ!

学校へ行かず何もしていないとしか思えない状況でしたが、睡眠と食事は とれていました。

昼夜逆転でしたけどね(^^;


昼間迄寝てても起きた時には

「よく寝たんだね」

どんな時間にどんな食事でも

「ご飯食べたんだね」

そんなことから始めました。



・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o

「承認」のチカラ

・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o


見たまま感じたままを実況中継することを意識すると、嫌味や余計なお節介が口をつくことが減りました。

褒めポイントがないのに 無理に褒めなくてはいけないプレッシャー。

腫れ物にさわるように ご機嫌を取る必要もなし。

実践にストレスが少なかったことが、継続の要因でした。


思春期の娘にどんな効果があるか、半信半疑でしたが

小言を言われれば

「うるっさい!」

問い詰められたら苦しそうに

「わからない」


それしかなかったコミュニケーションは、娘にとっても決して心地の良いものでは なかったのだな…

新しい選択肢が加わり

「うん」

とまんざら嫌でもなさそうに反応する娘を見てそう感じました。


・・・・・・・・・

話さない子に何を「聞く」の?

褒めどころのない子の何を認めたらいいの?

・・・・・・・・・

不登校の子にはよくあることかなって思うんです。


「承認」でこころのエネルギーチャージを貯める…。

不登校の直接的な原因は結局、「これ!」とはわかりませんでした。


でも原因が「聞ける」より先に「できる」ことがある!

というのは希望の光で、学校へ行かない子どもとの時間が格段にラクになりました。

思春期も過ぎ大人の一歩手前になった娘に今でも「安心」と「関心」を届けるために「承認」を活用しています。


思春期にも効く!

「承認」については子どものこころのコーチング初級講座・3日目でも詳しくお伝えしています!

最後までお読み下さり、ありがとうございました。


谷川明子
https://ameblo.jp/sunmoon2278/