こんにちは。
子どものこころのコーチング協会インストラクターの谷川明子です。
18歳になった一人娘は幼稚園の頃から「育てにくさ」を感じる子でした。
癇癪が多い、強い、激しい!!
三拍子揃っていて文句や怒りが多いのが気になりました。
ひどく落ち込んだかと思えば、突然ケロッとします。
(この子には振り回されるなぁ~)そう感じていました。
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HSCという考え方を知って
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協会で「聞く」を学び出してから
「HSC~ひといちばい敏感な子~」
という考え方がある事を知りました。
娘に当てはまる事が多く、「グレーゾーン」と言われてきた子育てに、より所ができた気がしてホッとしました。
娘はHSS(刺激探求型)を併せ持つタイプ。
刺激にひといちばい弱いのに、自ら刺激を求めてしまう。
本人も私も毎日がぐったり疲れてしまうワケがわかり、救われた思いがしました。
HSCは病気や障害ではない…その事で一時心は落ち着きました。
だからといって娘の「扱いづらさ」が変わるわけではありませんでした。
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知識をどう使う?
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「扱いづらい」は「扱いやすい」の反対です。
「扱いやすい」ってどんなこと?
親の言うことをよくきく、ってこと?
私はちょっと立ち止まり、自分と対話をしてみました。
私の本音を感じてみたら、
娘が 自分を責めちゃって、自分なんかいないほうがいい、
と思っちゃうんじゃないだろうか
という不安でした。
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気づくとつま先が前に向く
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もし娘がそう思ったとしても、私に娘の感情は変えられません。
娘の生きづらさを 代わりに引き受ける事も できないんです。
できる事はその不安を 自分で『聴く』ことだけ。
病気ではないからこそ戸惑う、揺れることがあります。
そんな自分の葛藤を「自分が知っておく」ことはできました。
知ることで すぐに解決には向かわないけれど、つま先が前に向くような気は するのです。
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知っておく…だけで充分なんだ
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娘は大きくなってきて、敏感さにも柔軟性が備わっていくことを 見せてくれています。
「知っておく」の威力、この前は娘からも感じました。
最近HSCがとても注目されるので周りにも「私はHSCだから」と話す友人が急増しているそうです。
娘が話してくれました。
「私も敏感?なところが多分あるんだよね。
でも…HSCじゃなければ 大変なこと何もないです、ってわけじゃない。
HSCだからっていうより、私は私だからこう感じる…でしかないと思って。
誰でもわかってもらえない事があって、だから知っててくれてる人がいるのが嬉しいじゃん。』
私の感じてきた「扱いづらさ」が、娘にとって「生きづらさ」であったとして…
あぁそれでも大丈夫なんだなーと思える言葉でした。
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「安心感」それは誰にでもだいじな事
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嬉しい、安心、心強い
しんどい、不安、心細い
そんな気持ちは、どたらかだけを 感じる事ができません。
両方とも感じながら、子どもは大きくなるんだという事を改めて教わった気がしました。
『何を感じても大丈夫』
これは初めて「聞く」を学んだ時の忘れられないフレーズ。
「聞く」を続けているとそれを実感します。
だって、『だいじな事は何一つ話さない』
…そう思っていた娘からこんな話が聞けるようになるんです!
だから『聞く』はやめられません^^;
最後まで読んでいただきありがとうございました。
子どものこころのコーチング協会
インストラクター 谷川明子