HSC・ひといちばい敏感な子に感じていた本音 | 子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)

子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)

子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)のブログです。
子育てに役立つ情報をお届けしています。

こんにちは。

子どものこころのコーチング協会インストラクターの谷川明子です。

18歳になった一人娘は幼稚園の頃から「育てにくさ」を感じる子でした。

癇癪が多い、強い、激しい!!

三拍子揃っていて文句や怒りが多いのが気になりました。

ひどく落ち込んだかと思えば、突然ケロッとします。

(この子には振り回されるなぁ~)そう感じていました。



・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o


HSCという考え方を知って


・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o



協会で「聞く」を学び出してから

「HSC~ひといちばい敏感な子~」

という考え方がある事を知りました。



娘に当てはまる事が多く、「グレーゾーン」と言われてきた子育てに、より所ができた気がしてホッとしました。

娘はHSS(刺激探求型)を併せ持つタイプ。

刺激にひといちばい弱いのに、自ら刺激を求めてしまう。

本人も私も毎日がぐったり疲れてしまうワケがわかり、救われた思いがしました。


HSCは病気や障害ではない…その事で一時心は落ち着きました。

だからといって娘の「扱いづらさ」が変わるわけではありませんでした。



・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o


知識をどう使う?


・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o



「扱いづらい」は「扱いやすい」の反対です。

「扱いやすい」ってどんなこと?


親の言うことをよくきく、ってこと?

私はちょっと立ち止まり、自分と対話をしてみました。


私の本音を感じてみたら、

 娘が 自分を責めちゃって、自分なんかいないほうがいい、

 と思っちゃうんじゃないだろうか

という不安でした。



・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o


気づくとつま先が前に向く


・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o



もし娘がそう思ったとしても、私に娘の感情は変えられません。

娘の生きづらさを 代わりに引き受ける事も できないんです。

できる事はその不安を 自分で『聴く』ことだけ。


病気ではないからこそ戸惑う、揺れることがあります。

そんな自分の葛藤を「自分が知っておく」ことはできました。

知ることで すぐに解決には向かわないけれど、つま先が前に向くような気は するのです。



・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o

知っておく…だけで充分なんだ

・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o



娘は大きくなってきて、敏感さにも柔軟性が備わっていくことを 見せてくれています。

「知っておく」の威力、この前は娘からも感じました。


最近HSCがとても注目されるので周りにも「私はHSCだから」と話す友人が急増しているそうです。

娘が話してくれました。


「私も敏感?なところが多分あるんだよね。

 でも…HSCじゃなければ 大変なこと何もないです、ってわけじゃない。

 HSCだからっていうより、私は私だからこう感じる…でしかないと思って。

 誰でもわかってもらえない事があって、だから知っててくれてる人がいるのが嬉しいじゃん。』


私の感じてきた「扱いづらさ」が、娘にとって「生きづらさ」であったとして…

あぁそれでも大丈夫なんだなーと思える言葉でした。



・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o

「安心感」それは誰にでもだいじな事

・*:..。o○☆*゜¨゜゜・*:..。o


 嬉しい、安心、心強い

 しんどい、不安、心細い

そんな気持ちは、どたらかだけを 感じる事ができません。

両方とも感じながら、子どもは大きくなるんだという事を改めて教わった気がしました。


『何を感じても大丈夫』

これは初めて「聞く」を学んだ時の忘れられないフレーズ。

「聞く」を続けているとそれを実感します。


だって、『だいじな事は何一つ話さない』

…そう思っていた娘からこんな話が聞けるようになるんです!

だから『聞く』はやめられません^^;



最後まで読んでいただきありがとうございました。


子どものこころのコーチング協会

インストラクター  谷川明子