こんにちは。
インストラクターの谷川明子です。
中学1年生の時、娘は突然学校へ行かなくなりました。
普段何気なくしていたはずの会話はなくなり、何を訊いても「わからない」しか返ってこなくなりました。
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それでは話にならない
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私ははじめ、学校へ行けない理由を知ろうと必死でした。
理由がわかれば共感や解決ができると思ったのです。
だから話を「聞こう」としました。
でも実際にはうまく聞けず、だんだん腫れ物に触るようにしか 接することができなくなりました。
「学校に行ってほしい」気持ちはありました。
でもそれは出してはいけないのだ、
だって大切なのは、「あなたがいかに大切な存在かを伝えること」それが先なんだから。
「学校に行かなくてもいいから…」
「責めてるわけじゃないから…」
そう前置きをつけて、学校に行けないワケを「聞こう」としても、娘に伝わったのは
「どうしたら学校へ行けるようになるの?」
という私の不安だけ。
だから答えはいつも「わからない」でした。
当時の私は
「わからないってどういうこと?
それじゃあ話にならないじゃない」
と言っていました。
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その方法があったか!と目からウロコ
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そんな時「子どものこころのコーチング講座」で「承認」という「聞き方」を知りました。
「解決」方法が知りたい気持ちはまだ大いにありました。
でも、だんまりや「わからない」しか言わない娘の対応に、できることがあるのならばと試してみました。
・学校へ行かない
・全く勉強はしない
・ゲームやYouTube三昧
はじめは、
そんな娘のどこを認めたらいいのか?
と思っていましたが、教わった「承認」のやり方は実にシンプルでした。
「見たまま、感じたままを実況中継する」
基本はたったこれだけ!
学校へ行かず何もしていないとしか思えない状況でしたが、睡眠と食事は とれていました。
昼夜逆転でしたけどね(^^;
昼間迄寝てても起きた時には
「よく寝たんだね」
どんな時間にどんな食事でも
「ご飯食べたんだね」
そんなことから始めました。
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「承認」のチカラ
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見たまま感じたままを実況中継することを意識すると、嫌味や余計なお節介が口をつくことが減りました。
褒めポイントがないのに 無理に褒めなくてはいけないプレッシャー。
腫れ物にさわるように ご機嫌を取る必要もなし。
実践にストレスが少なかったことが、継続の要因でした。
思春期の娘にどんな効果があるか、半信半疑でしたが
小言を言われれば
「うるっさい!」
問い詰められたら苦しそうに
「わからない」
それしかなかったコミュニケーションは、娘にとっても決して心地の良いものでは なかったのだな…
新しい選択肢が加わり
「うん」
とまんざら嫌でもなさそうに反応する娘を見てそう感じました。
・・・・・・・・・
話さない子に何を「聞く」の?
褒めどころのない子の何を認めたらいいの?
・・・・・・・・・
不登校の子にはよくあることかなって思うんです。
「承認」でこころのエネルギーチャージを貯める…。
不登校の直接的な原因は結局、「これ!」とはわかりませんでした。
でも原因が「聞ける」より先に「できる」ことがある!
というのは希望の光で、学校へ行かない子どもとの時間が格段にラクになりました。
思春期も過ぎ大人の一歩手前になった娘に今でも「安心」と「関心」を届けるために「承認」を活用しています。
思春期にも効く!
「承認」については子どものこころのコーチング初級講座・3日目でも詳しくお伝えしています!
最後までお読み下さり、ありがとうございました。
谷川明子
https://ameblo.jp/sunmoon2278/