こんにちは。
インストラクターの 高橋 祐子 です。
わが家には、小学4年生と年長の二人の男の子がいます。
長男は、威勢はいいけれど気が優しくて いつも弟にやられちゃうタイプ。
次男は反対に気が強くて負けず嫌い。
4歳上の長男とケンカしても歯を食いしばって絶対に泣きません。
二人はいつもくっついて、遊んではケンカして、ケンカしてはまた遊んで…。
とても仲が良いのですが、ケンカは年々激しさを増しています。
先日、お風呂にはいっていたわたしのところに
目に涙をためた長男がやってきました。
「ママ、なんで弟を産んじゃったの?」
そう言うと、ぎゅっとつぶった目から 涙がポロポロとこぼれました。
お風呂に入っていても聞こえていたドタバタで、
またケンカしてるなー
と思っていたけれど いつもとはちょっと違う感じ。
あぁ、これは聞くところだな。
長男の言葉にちょっとザワつく自分の気持ちも感じつつ、
わたしは「聞く」のスイッチを入れました。
服を着るわたしの横で、長男は話しはじめました。
弟をずるいと思っていることがたくさんあること。
自分が入院中に映画に連れて行ってもらっていてずるい。
ジジババからおもちゃをもらってずるい。
じいじは弟の好きな動画ばかりみせて、ぼくの好きなのはみせてくれない。
弟が赤ちゃんのとき、ママは弟とばっかり一緒に寝ていたからずるい。
ほかにも、たくさんたくさん出てきました。
最近のことから、何年も前のことまで。
事実も、長男の思い込みも入り混じっています。
そんな小さなこと!?ということも。
でも、長男にとってはすべてが事実で、すべてが忘れられないくらい重大事だったのでしょう。
長男は
弟のほうが大事にされている!
という悔しさと
それに気づいてしまったせつなさを 訴えているように感じました。
ひどく、傷ついているように見えました。
そうじゃない!と反論したかったし
だってそれは・・・ってわかってもらいたくなることも
そんなこと言ったって、と弁解したくなることも
言いたいことはたくさんあったけれど。
一つ一つ横において話を聞きました。
「弟なんて生まれなければよかった」
うん。
「弟のせいで僕は幸せじゃない」
そっか。
「ママが弟を産んだせいだ」
うん、うん。そっか。
「弟なんていなければいい」
うん。
抱っこする?
と、手を広げたら、膝に乗ってきました。
ぎゅーーーっと抱きしめました。
世界一大事だよ、って伝えたら
「知ってる」
と返ってきました。
なんだ、知ってるんじゃん(笑)
少しのあいだ抱っこして、
「もう平気」
と、膝からおりました。
そのあとは、弟が観ていたDVDを となりに並んで観始めました。
今日も二人はくっついて、遊んではケンカして、ケンカしてはまた遊んで。
です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
子どものこころのコーチング協会
インストラクター 高橋 祐子
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