こんにちは!
インストラクターの井上法子です。
小1の息子は水泳教室に通っています。
教室が終わり、ロッカールームから息子の大きな泣き声が。
何かあったようです。
私は、子ども同士の喧嘩が苦手です。
理由は2つ。
1つ目は、子どもが泣いていると私もただ悲しくなってしまい、
どう接して良いか分からないから。
2つ目は、相手の親などが出てくると怖いし、関わりがとても面倒だと感じてしまうから。
まだ子どもが小さい時、子どもが何かトラブルを起こすと
どんな状況であっても、とにかくまずは相手に謝り
子どもを抱きかかえて、その場を逃げるように走り去っていました。
今回も「あぁ嫌だな」という気持ちを抱えながら
ロッカールームの中へ様子を見に行ったのですが、
いつもと違う体験ができたので、シェアしたいと思います。
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聞くだけで大丈夫
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息子は、「隣のお兄ちゃんにぶたれた」と言って泣いていました。
息子よりひとまわりほど大きなお兄ちゃん。
とても優しそうな顔をしていたので、自分より小さい子を
急に叩くようなことはしないのでは?と思いました。
「どうして息子を叩いたの?」
素直に感じた疑問だったので、聞いてみました。
お兄ちゃんは泣きそうな顔をしたので
「おばちゃんは、怒っているんじゃないんだよ。
どうして叩いたのか、知りたいだけなの」
と微笑みながら話しかけてみると、
「僕が歌をうたっていたら、この子が変なことを言ってきた!だから叩いた。」
「そうなんだー、
キミが歌っていたらウチの子が変なことを言ってきたんだね。
それで嫌な気持ちになっちゃったんだね。」
私は相手の男の子の言葉をおうむ返しして、気持ちの代弁をしてみました。
男の子は「うん」と頷いて、
「話をしてくれてどうもありがとう」
と私がお礼を言ったら、少し笑って走っていきました。
息子もお兄ちゃんの言葉を聞いて納得したみたいで、泣きやんでいました。
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無理に仲裁しなくていい
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コーチングを学ぶ前の私は
子どものしつけがきちんとできている、いいお母さんでいたい!
また、周りからもそのように見られたい!
という気持ちが強かったように感じています。
子ども同士のケンカを見ると
暴力的で変な子どもを育ててるお母さんに見られてしまうからすぐにやめて!
私も悲しくなるから泣き止んで!!
という怒りがまず出てきていました。
その根っこにある「悲しい」や「怖い」という感情をなんとかしようと
色々必死になってた気がします。
今回、私はただお話ししてくれたことをおうむ返しして、気持ちの代弁をしただけ。
あんなに嫌だった子ども同士のケンカの仲裁、
難しいことではなかったのですね。
子ども同士のケンカは、無理になんとかしようせず
お互いの話を聞いて、あとは本人たちにまかせておけば大丈夫!
そう感じた体験でした。
「聞く」って素敵なスキルですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
子どものこころのコーチング協会
インストラクター 井上法子