こんにちは。
子どものこころのコーチング協会インストラクターの愛川よう子です。
我が家には、小4と小1の息子が二人います。
兄弟喧嘩は、悩みのたねです。
特に、次男が小学生になってからというもの、生意気さがパワーアップ!
喧嘩は激しさを増しています。
よくそんなに、喧嘩ができるなぁというほど、
毎日寄ると触ると、ささいなことで争っています。
そんな兄弟喧嘩のときの対応は、私の中では選択肢がいくつかあり、その都度、違います。
1:ほおっておく
2:「やめなさーい!」と怒って止めに入る
3:両者の話を聞いて、架け橋になる
4:黙ってスキンシップ
その時の子どもたちの様子、内容、自分の状態などで、対応は変わってきます。
1と2はそのままなので、説明を省きます(笑)
今回は3と4について、少しお話したいと思います。
兄弟喧嘩のお話ではありますが、一人っ子のママも、
お友達同士の喧嘩ではどうかな?
と考えながら読んでみてくださると いいかもしれません。

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両者の話を聞いて、架け橋になるとき
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兄弟喧嘩、子どもって なんだかんだいつのまにか 決着がついていたり
すぐに気持ちが切り替わっていることも多いので
基本的には大丈夫だと信じ、放っておくように心がけています。
でも、私が関わることもよくあります。
それはこんな時です。
・子どもから「聞いて!◯◯がひどいんだよ!」と助け(介入)を求めてきたとき
・あまりにも激しかったり、一方的で、私自身が止めたいと思ったとき
そんなときは、まず、なぜ喧嘩になったのかを聞いてみます。
それぞれの言い分を、順番に聞いていくのです。
「弟はこう言ってるよ、あなたは?」
「なるほど、あなたはこうだったから、弟にこう言ったのね」
それは1回では終わりません。
どちらかが自分の言い分を言うと、もう一方が、
「でも!」「だって!」
と言い返します。
それも全部、聞いていきます。
そんなやり取りを、何度か繰り返していくうちに、喧嘩の根っこにたどり着きます。
それは、どちらもこれ以上は言うことがない、言い尽くしたという状態です。
そこで私は、
「なるほど、弟はこれが嫌だったんだね」
「お兄ちゃんは、こうされたから、怒ったんだね」
と、それぞれの根っこの気持ちを代弁し、受け止めます。
すると、子どもたちの怒っているテンションが スッと下がるんです。
自分の気持ちを、第三者のママが受け止めてくれたと感じ 怒りが収まっていくようです。
ここまでくれば
「じゃあ、今度こうならないために、どうしたらいいと思う?」
という私の質問が、子どもたちの開いた耳に、スッと入っていきます。
落ち着いて、自分の考えを言ってくれます。
そして、次はこうならないようにしようねって約束をして、仲直りです(*^^*)
ママが 裁判官のように、
「どっちが悪いから、謝りなさい」
というような関わり方をすると、子どもの心に しこりが残ることがあります。
しかし、お互いの言い分を聞き、受け止めていくと、兄弟喧嘩はすっと収まっていきます。
しこりも残りません。
上の子の気持ちも、下の子の気持ちも、ママが交互に代弁をしてあげながら伝え合う。
二人の架け橋になることができるのです。
お友達同士の喧嘩でも、同じです。
相手をたてて、自分のお子様に無理に謝らせる必要はありません。
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スキンシップは最高の癒し
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両者の架け橋になることもできますが、もう一つ、素敵な方法も見つけました♪
つい先日の出来事なのですが、夜寝る前に、またも兄弟が喧嘩をしました。
二人ともとても怒っていて、相手を責め続けていました。
ちょうど寝る時間で、私は寝かしつけのため、ベッドに入りました。
次男は、すぐに私の右側におさまりました。
でも長男は、腹の虫がおさまらないらし、離れた場所に寝て近づきません。
そして、聞こえるように次男に文句を言って怒っています。
「腹が立って眠れない!」
と言っています。
とてもとても悔しくて、気持ちが暴れているのが分かります。
そこで私は、喧嘩のことはとやかく言わず
「いいからこっちにおいで。ぎゅーってしようよ。」
と、長男を呼び寄せました。
「え!?」と、長男はちゅうちょしています。
私は再び声をかけました。
「こっちにおいで。くっつけば眠れるよ」
すると長男は、もそもそとやってきて、私にぴったりと寄り添いました。
ぐすん、と鼻をならしたので、どうやら怒りが、悲しみに変わり、涙がこぼれたようです。
黙ってとんとんとしていると、長男はすーっと寝息を立て始めました。
こんな風に、喧嘩の仲裁はしませんでしたが、長男の心は落ち着きました。
スキンシップだけでも、気持ちを受けとめてもらえたと感じ、落ち着いたのでしょう。
このように、兄弟喧嘩の対応も選択肢は沢山あります。
初級講座でもお伝えしているように、どれが正解、どれが間違っているではありません。
今日はこんな風に向き合ってみた、今日はこんな言葉がけをしてみた。
そうやって日々、実験のように、あれこれと試しながら、子どもとも、自分の心とも向き合っています。
最後まで読んで下さり、ありがとうございます。
子どものこころのコーチング協会 インストラクター
愛川よう子
子どものこころのコーチング協会について