兄弟喧嘩の対応も、選択肢で日々実験 | 子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)

子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)

子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)のブログです。
子育てに役立つ情報をお届けしています。

● 兄弟喧嘩の対応も、選択肢で日々実験

こんにちは。

子どものこころのコーチング協会インストラクターの愛川よう子です。

我が家には、小4と小1の息子が二人います。


兄弟喧嘩は、悩みのたねです。

特に、次男が小学生になってからというもの、生意気さがパワーアップ!

喧嘩は激しさを増しています。


よくそんなに、喧嘩ができるなぁというほど、

毎日寄ると触ると、ささいなことで争っています。


そんな兄弟喧嘩のときの対応は、私の中では選択肢がいくつかあり、その都度、違います。


1:ほおっておく

2:「やめなさーい!」と怒って止めに入る

3:両者の話を聞いて、架け橋になる

4:黙ってスキンシップ


その時の子どもたちの様子、内容、自分の状態などで、対応は変わってきます。

1と2はそのままなので、説明を省きます(笑)

今回は3と4について、少しお話したいと思います。


兄弟喧嘩のお話ではありますが、一人っ子のママも、

お友達同士の喧嘩ではどうかな?

と考えながら読んでみてくださると いいかもしれません。



……☆★☆……………

両者の話を聞いて、架け橋になるとき

……☆★☆……………


兄弟喧嘩、子どもって なんだかんだいつのまにか 決着がついていたり

すぐに気持ちが切り替わっていることも多いので

基本的には大丈夫だと信じ、放っておくように心がけています。


でも、私が関わることもよくあります。

それはこんな時です。


・子どもから「聞いて!◯◯がひどいんだよ!」と助け(介入)を求めてきたとき

・あまりにも激しかったり、一方的で、私自身が止めたいと思ったとき


そんなときは、まず、なぜ喧嘩になったのかを聞いてみます。

それぞれの言い分を、順番に聞いていくのです。


「弟はこう言ってるよ、あなたは?」

「なるほど、あなたはこうだったから、弟にこう言ったのね」


それは1回では終わりません。


どちらかが自分の言い分を言うと、もう一方が、

「でも!」「だって!」

と言い返します。

それも全部、聞いていきます。


そんなやり取りを、何度か繰り返していくうちに、喧嘩の根っこにたどり着きます。

それは、どちらもこれ以上は言うことがない、言い尽くしたという状態です。


そこで私は、

「なるほど、弟はこれが嫌だったんだね」

「お兄ちゃんは、こうされたから、怒ったんだね」

と、それぞれの根っこの気持ちを代弁し、受け止めます。


すると、子どもたちの怒っているテンションが スッと下がるんです。

自分の気持ちを、第三者のママが受け止めてくれたと感じ 怒りが収まっていくようです。


ここまでくれば

「じゃあ、今度こうならないために、どうしたらいいと思う?」

という私の質問が、子どもたちの開いた耳に、スッと入っていきます。

落ち着いて、自分の考えを言ってくれます。

そして、次はこうならないようにしようねって約束をして、仲直りです(*^^*)



ママが 裁判官のように、

「どっちが悪いから、謝りなさい」

というような関わり方をすると、子どもの心に しこりが残ることがあります。


しかし、お互いの言い分を聞き、受け止めていくと、兄弟喧嘩はすっと収まっていきます。

しこりも残りません。

上の子の気持ちも、下の子の気持ちも、ママが交互に代弁をしてあげながら伝え合う。

二人の架け橋になることができるのです。


お友達同士の喧嘩でも、同じです。

相手をたてて、自分のお子様に無理に謝らせる必要はありません。



……☆★☆……………

スキンシップは最高の癒し

……☆★☆……………


両者の架け橋になることもできますが、もう一つ、素敵な方法も見つけました♪

つい先日の出来事なのですが、夜寝る前に、またも兄弟が喧嘩をしました。

二人ともとても怒っていて、相手を責め続けていました。

ちょうど寝る時間で、私は寝かしつけのため、ベッドに入りました。


次男は、すぐに私の右側におさまりました。

でも長男は、腹の虫がおさまらないらし、離れた場所に寝て近づきません。

そして、聞こえるように次男に文句を言って怒っています。

「腹が立って眠れない!」

と言っています。


とてもとても悔しくて、気持ちが暴れているのが分かります。

そこで私は、喧嘩のことはとやかく言わず

「いいからこっちにおいで。ぎゅーってしようよ。」

と、長男を呼び寄せました。


「え!?」と、長男はちゅうちょしています。

私は再び声をかけました。

「こっちにおいで。くっつけば眠れるよ」


すると長男は、もそもそとやってきて、私にぴったりと寄り添いました。

ぐすん、と鼻をならしたので、どうやら怒りが、悲しみに変わり、涙がこぼれたようです。

黙ってとんとんとしていると、長男はすーっと寝息を立て始めました。

こんな風に、喧嘩の仲裁はしませんでしたが、長男の心は落ち着きました。

スキンシップだけでも、気持ちを受けとめてもらえたと感じ、落ち着いたのでしょう。



このように、兄弟喧嘩の対応も選択肢は沢山あります。

初級講座でもお伝えしているように、どれが正解、どれが間違っているではありません。

今日はこんな風に向き合ってみた、今日はこんな言葉がけをしてみた。

そうやって日々、実験のように、あれこれと試しながら、子どもとも、自分の心とも向き合っています。



最後まで読んで下さり、ありがとうございます。


子どものこころのコーチング協会 インストラクター 

愛川よう子


子どものこころのコーチング協会について