100点満点のママを、目指さなくていい | 子育てコーチング協会(旧:子どものこころのコーチング協会)

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● 100点満点のママを、目指さなくていい


こんにちは!子どものこころのコーチング協会インストラクターの、愛川よう子です。

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出来ていないことばかり、数え上げていませんか?

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こころのコーチング初級講座に来て下さったママたちの声を伺っていると、ご自身を責めているママが、大変多くいらっしゃいます。

「私は子どもの話を聴いてあげられていない、ダメな母親です。」

「自分の作業(家事など)を中断するのが嫌で、何かしているときに話かけられても、子どもの話を聞いてあげられません。」

初級講座のテーマが「子どもの話を聞く」とあるので、聞けていないご自身に、目がいってしまうようです。

そんな時ほど、出来ていないことばかり、数え上げてしまっている状態になりがちです。


子どもの話も聞けていない。

家も散らかっていて、家事もまともに出来ていない。

自分自身のこともおろそかで、疲れきってる。

あれもこれも、どれも中途半端!なんてダメな私なんだろう…こんな心の状態だと、苦しいですよね。


でもね、そんなとき、私はおたずねします。

「本当に、毎日、毎回、いつもお話を聞けていませんか?」

「どんなときも、中断せずに、子どもを待たせていますか?」

すると、皆さん、

「毎回ではないけれど…」

「緊急な様子のときは、手をとめて話を聞いていますが…」

と答えてくださいます^^


そうなんです。

本当は、毎日、毎回、365日、いつもお話を聴いてあげてないわけではないんです。

緊急のとき、子どもが泣いて騒ぐとき、ママの心と時間に余裕があるときは、手をとめて、お話を聞けているのです。

それなのに、ママは、ご自身ができていない時ばかりに注目してしまいます。


そんな時は、二つ、考えてみて欲しいことがあります。

まず一つ目は、そんなふうにママが、

「私はいつもダメだわ」「出来ていないことばかり」と思ってしまう時、

「そうは言っても、出来ているとき」を、思い出してみて欲しいのです。


10回中、10回お話を聞けないわけではないですよね。

10回中、1回でも、2回でも、寄り添って聞けた時は、どんな時?

そうそう、出来ている時もあるんだ!ってことを、思い出し、ちゃーんと出来ている自分を、認めてあげて欲しいのです。



二つ目は、出来ているときと、出来ていないときの、違いを見つけてみて下さい。

そう言えばあの時は、時間に余裕があったから、お料理中でも、手を止めて話を聞けたな。

そう言えば、あの子が本当に困っていた時は、自分のことをほっぽり出して、寄り添えたこともあったな。

出来ているときと、出来ないときの違いって何だろう。

自分の時間と心に余裕が在る時は、聞ける。

そうでない時は、聞けないことが多い。


このように冷静に考えてみると、自分の傾向と対策が見えてきたりします。

こんなときは中断できるんだから、そんな自分にOKだそう!

そして、家事を中断したくないときは、子どもにその事を分かってもらおう。

話しておこう、知っておいてもらおう、受け容れてもらおう。


そんな感じで、対策をとったり、お子さんに気持ちを伝えたりと、出来ることが、見つかるかもしれません。

「出来ない私、だめー!」ではなく、出来ているときの自分に◯!

そして、ママ自身の状態を把握し、出来る対策を考える、で十分です^^

出来ない時があってもいいのです。いつも完璧なんて、あり得ないのですから。


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どんなお母さんを、目指していますか?

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あなたは、自分が何点のママだと感じますか?そして、何点になったら、自分にOKが出せそうですか?

まさか、100点の母親像をイメージして、理想にかかげていませんか?!

果たして、100点のママなんて、この世の中に、いるのでしょうか。

少なくとも、私は出会ったことがないような…(^^;)


大事なのは、100点満点のママを目指すより、あなたがどんな子育てをしたいか。

子どもにとって、家族にとって、どんな存在でいたいか、ではないでしょうか。


例えば私だったら…子どもがいつでも相談できるお母さんでいたい、と思っています。

お母さんに話せば、何とかなる。

本当に苦しいとき、困ったときは、お母さんに相談しよう。

そんな、最後の砦になってあげたいと思っています。


そうあるためには、日頃から、子どもが求めて来たここぞ!というとき、しっかり話を聞いてあげようと思っています。

だから、私が大事にしているのは、子どもとの信頼関係です。

その関係を築いていけるよう、出来る時にいい関わりができていればいい。

だから、普段60点のお母さんでもいい!そう思っています^^


点数よりも、子育てで本当に大切にしたいことを、はぐくめるよう、自分らしい子育ての軸を見つけられると、いいですね。


さて、あなたはどんなお母さんでありたいと、思いますか?

お子さんや、家族にとって、どんな存在でありたいですか?

最後まで読んで下さり、ありがとうございます。

何か少しでも、あなたの子育てのヒントになれば幸いです。


子どものこころのコーチング協会 インストラクター 愛川よう子

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