子供が就職・会社で成功するために10代でやっておくべきことを教えます -10ページ目

子供が就職・会社で成功するために10代でやっておくべきことを教えます

学校の成績が良いだけでは、この混迷した社会を生き抜けません。

一流大学を卒業するだけではダメです。

今後の世の中、勝ち組と負け組みに二極化されていきます。

企業の採用担当が語る成功のノウハウ。

中学生、高校生のお子さんの親御さん向けに解説します。

グローバル人材の育成で一番重要になってくることはなんでしょうか。


まずは何と言っても英語での教育でしょう。


こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。


ここ10年、お隣の韓国では、一流大学ではほぼすべての授業を英語で行っています。


こういった大学への入学条件には、高度な英語力が課せられています。


英語力はTOEICという試験で計られます。


このTOEICという試験は、実践的な英語力を計るために、アメリカで開発された英語力テストです。


TOEICは主に、ビジネスでの英語力を計るテストですね。


我々も海外出張へ行くには、TOEICで最低、○○○点以上、といった具合に、TOEICの点数が条件になることが当たり前になっています。


さて、韓国の一流大学、入学するにはTOEICで何点必要となるのでしょうか。


韓国の一流大学へ合格するには、TOEICで800点以上必要と言われています。


800点を超えてくると、英語でのニュースや映画なども、ほぼ字幕なしで理解できるレベルです。


このレベルになると、英語ネイティブの外国人講師の授業くらいであれば、ほぼ問題なく理解できます。


日本のとある著名人も韓国の大学で客員教授をやっているような人がいますが、この方、はじめてのクラスにおいては、学生がどれくらいの英語力があるのか試すために、授業のはじめに、英語で冗談を言うそうです。


冗談を言うと、学生は一斉にどっと笑いだすそうです。


まあ、すべての学生が、十分な英語力を持っている証拠ですね。


さて、、これに対して我らが日本の大学生。


学生の時に特に英語の勉強をやっていない人たちのTOEICの点数は、300点から400点といったところでしょうか。


実践的な英語力としては、話にならないレベルです。


採用試験に、特別、英語力を課していない会社に入ってくる新入社員の英語力はこんなものです。


それでも最近は意識の高い学生においては、在学中に600点を超えるような人も出てきました。


日本のこういった現状は、どのような状態を招いてしまっているのでしょうか。


最も顕著に出ているのが、アジアからの留学生の「日本とばし」です。


アジア諸国の優秀な学生は、日本を素通りし、アメリカへ行ってしまうのです。


アメリカまで行かない場合でも、シンガポールや香港の大学へ留学するケースが多いのだとか。


これらの大学、いわゆる「大学世界ランキング」においても、東大よりも上にランクされています。


私が学生のころ、キャンパスにはアジアからの留学生が多くいました。

残念ながら、今では留学生の姿、ほとんど見かけません。


なぜ、こんなことになってしまったのか。


これは日本の大学の、グローバル対応の遅れが原因です。


つづきは、また次回に述べます。


今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ここ最近、大学入試制度の改革に関するニュースをよく見聞きします。


こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。


大学入試制度の改革は、海外でも通用するグローバル人材を育成するため、現在はセンター試験など一発勝負となっている入学試験制度を改革しようというものです。


ここで大多数のみなさんが疑問に思うことは以下のとおりと考えます。


大学入試制度を変えたからといって、海外で通用するグローバル人材が育成できるのか?ということです。


これはみなさんが想像しているとおり、大学入試制度を変えても、大学教育そのものは変わらないわけですから、グローバル人材が育つはずがありません。


大学入試を変えることによって、グローバル人材が育つと本気で文部科学省が考えているとしたら、もはや末期的な状態です。


よもや、そんなことはないはずと信じたいものです。


そもそも、「グローバル人材」ってどんな人のことなのでしょうか。

文部科学省が定義しているグローバル人材とは、以下のような人とされています。


グローバル化が進展している世界の中で、主体的に物事を考え、多様なバックグラウンドをもつ同僚、取引先、顧客等に自分の考えを分かりやすく伝え、文化的・歴史的なバックグラウンドに由来する価値観や特性の差異を乗り越えて、相手の立場に立って互いを理解し、更にはそうした差異からそれぞれの強みを引き出して活用し、相乗効果を生み出して、新しい価値を生み出すことができる人材。


書いてあることはともかく、まずはこの文章、本当に出来が悪いですね。

読むのが苦痛になってくる文章の典型例でしょう。


言ってることは、まあ、わからんでもないですが、きわめて抽象的ですね。


このような人材を育成していくのに、どんな教育をすればよいのか、考えるのも大変な労力を要します。


現在の大学教育に当てはめると、この定義を満たすことを目的とした教育はほとんど行われていないでしょう。


グローバル人材の育成。


この目標を達成するには、大学教育を改革しなければならない、と情報発信してくれれば、「そのとおりだよな。」と納得できます。


しかし、実際問題、大学教育を変えるのは容易なことではありません。


最大の問題点は、現在に大学にグローバル人材を育成できる教員は皆無であることです。


自分たちができないのであれば、自分たちは退き、それをできる人を外から引っ張ってくる。


こうすれば改革は進んでいくと思いますが、残念ながらそうはいかない。


自分たちが退く。


これは何を意味するかといえば、自分たちの職がなくなることです。


そんな方向に、大学の意志決定期間である「教授会」がOKを出すはずがありません。



このつづきは次回に述べることとします。


今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
さて、今回も大学訪問です。

目的は、とある学部学科に目標を絞った小規模の会社説明会です。


こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。


私どもは、とある学部、学科から人を採用したいのですが、われわれのニーズがどうも、この学科に伝わりません。これが、これまでの現状です。


その現状を打開するため、この学科の学生のみを対象とした会社説明会を今回開催しました。


こう書けば、簡単なことなのですが、ここまで来るのに、何年かを要しました。


今回対象としている学科は、自然科学系の学科なのですが、学生のポテンシャルが高いのです。


ただ、ここの学科の学生さん、就職に対する、とあるマインドがあるため、なかなか我々の業界の方には目を向けてくれません。


いろいろな学部、学科の学生が出席する合同企業説明会では、特定の学科の学生向けには、個別のメッセージは発しにくいのが実情です。


ですので、この学科向けに小規模の個別説明会を企画し、個別のメッセージを発してきたわけです。


この学科の学生さんのマインドは次のとおりです。


うちの学科を卒業すると、就職先はだいたいA業界、B業界と相場が決まっている。


C業界にも興味はあるけど、ここは○○学部出身者の独壇場。我々には無理だろう。


もちろん、すべての学生がこのようなマインドというわけではありません。


しかし、地方の大学であるためか、進路を決めるときには、A業界、B業界という「相場」の中で、検討することになってしまうようです。


確かに弊社に入社してくる学生さんの割合をみると、今回話題にしている学科の出身者は多くはありません。

しかし、この学科出身の社員もの数は多くありませんが、メジャーな学部出身を押しのけ、第一線で活躍しています。


「我々には無理だろう。」というマインド。


これはネットでのみ、情報収集をしていることが原因のうちの1つです。


まあ、これはネット上の当社の就職サイトに記載することを工夫すれば、多少なりとも改善されると思いますが、ネットでの限られた情報量では効果は限定的です。


やはり生きた情報、包括的でない、限られた領域での情報については、人を介して入手することをおすすめいたします。


もちろん、人を介した場合でも、出てきた情報が本当であるかどうか、見極めは必要ですが、顔を突き合わせて話を聞けば、質問もできるので、質疑を通じて、言っていることの真偽を確かめることができます。


人間の能力って、すごいもので、質問の受け答えをするときの微妙な表情で、本当のことをいっているのか、そうでないのか、なんとなくわかるものです。


今回一番言いたいことは、自分の可能性というものを、それまでの常識、相場で簡単に判断しないでほしいということです。


何か興味があること、好きなこと、将来やりたことのイメージを持っているのなら、なおさらです。


ネットでは多くの情報が手に入りますが、包括的、一般的な情報が多いのが特徴です。

しかし、実際に足を使って情報を取りに行くと、思わぬところで思わぬ掘り出し物の情報を取ることができるのです。


今回は我々から、対象となる学科にピンポイントで情報を提供しに走ったわけですが、学生さんにも、現在も通用するかどうかわからない、既存の常識に捉われ、夢を簡単にあきらめることはしてもらいたくありません。


思い立ったら情報は自分の「足」で取りに行きましょうよ。


今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。