グローバル人材の育成で一番重要になってくることはなんでしょうか。
まずは何と言っても英語での教育でしょう。
こんにちは。子どもの明るい将来指南役のひろです。
ここ10年、お隣の韓国では、一流大学ではほぼすべての授業を英語で行っています。
こういった大学への入学条件には、高度な英語力が課せられています。
英語力はTOEICという試験で計られます。
このTOEICという試験は、実践的な英語力を計るために、アメリカで開発された英語力テストです。
TOEICは主に、ビジネスでの英語力を計るテストですね。
我々も海外出張へ行くには、TOEICで最低、○○○点以上、といった具合に、TOEICの点数が条件になることが当たり前になっています。
さて、韓国の一流大学、入学するにはTOEICで何点必要となるのでしょうか。
韓国の一流大学へ合格するには、TOEICで800点以上必要と言われています。
800点を超えてくると、英語でのニュースや映画なども、ほぼ字幕なしで理解できるレベルです。
このレベルになると、英語ネイティブの外国人講師の授業くらいであれば、ほぼ問題なく理解できます。
日本のとある著名人も韓国の大学で客員教授をやっているような人がいますが、この方、はじめてのクラスにおいては、学生がどれくらいの英語力があるのか試すために、授業のはじめに、英語で冗談を言うそうです。
冗談を言うと、学生は一斉にどっと笑いだすそうです。
まあ、すべての学生が、十分な英語力を持っている証拠ですね。
さて、、これに対して我らが日本の大学生。
学生の時に特に英語の勉強をやっていない人たちのTOEICの点数は、300点から400点といったところでしょうか。
実践的な英語力としては、話にならないレベルです。
採用試験に、特別、英語力を課していない会社に入ってくる新入社員の英語力はこんなものです。
それでも最近は意識の高い学生においては、在学中に600点を超えるような人も出てきました。
日本のこういった現状は、どのような状態を招いてしまっているのでしょうか。
最も顕著に出ているのが、アジアからの留学生の「日本とばし」です。
アジア諸国の優秀な学生は、日本を素通りし、アメリカへ行ってしまうのです。
アメリカまで行かない場合でも、シンガポールや香港の大学へ留学するケースが多いのだとか。
これらの大学、いわゆる「大学世界ランキング」においても、東大よりも上にランクされています。
私が学生のころ、キャンパスにはアジアからの留学生が多くいました。
残念ながら、今では留学生の姿、ほとんど見かけません。
なぜ、こんなことになってしまったのか。
これは日本の大学の、グローバル対応の遅れが原因です。
つづきは、また次回に述べます。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。