健康食品と漢方薬 | こだま堂漢方薬局のブログ

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東京都多摩市・府中市にある漢方専門薬局です。
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こんにちは。

こだま堂の長峯です。

 

なんだか最近忙しくて、全然ブログの更新していませんでした・・・汗

 

HPをリニューアルしたのですが、HPって作りっぱなしじゃダメなんですよね汗

 

ブログも更新しなきゃいけないのに、全然やってなかったから、今月からはHPの記事をメインに更新していきます。

 

HPのブログはこちら

 

 

さて、漢方薬というと「自然のもので身体にやさしい」または、「自然のものなんか効かないんじゃないのはてなマーク」みたいなイメージだと思うんですよね汗

 

漢方薬もいろいろあって、狭義の漢方薬は国に認められた「医薬品としての漢方薬」になりますが、法律うんぬんじゃなくて、昔から治療に使われてきた・・・とか、中国では薬で使っている・・・という意味での広義の漢方(薬)というならば、健康食品にもあてはまるものがあります。

 

身体は法律で効き目を判断しているわけではないので・・・まぁ患者さんにとっては、効けばなんでもイイんだけど、医薬品であるかどうかは効き目の一つの目安にはなると思います。

 

一応注意しないといけないのは、モノによっては健康食品の方が強い生薬を使ってることもあるし、生薬の中には毒草に分類されるものあるので、健康食品だから誰でも飲めるとか、漢方薬だからやさしい効き目というわけではありません。

 

健康食品でも効き目があるなら、機能性表示食品とか特定保健用食品などの認可を取ればいいんじゃないのはてなマークと思われるかもしれないけれど、結局のところそのような許可を取るには莫大な費用がかかるので、大手メーカーでなければできないことがほとんどです。

 

漢方薬ならまだ添付文書かあるので、ある程度の注意喚起できますが、健康食品だと何も説明がないので、自分の判断で飲むとなると人からの噂やネットの情報に頼るしかないので、「うわー虚弱体質なのに、こんな強いの飲んでるんだぁ滝汗」と思うお客様もたまにいらっしゃいます。(その場合はちゃんと説明しますけどね)

 

また、強い活血薬や理気薬(破気薬)を飲むときには「補気薬」と併用するとか、「補血薬」と併用するといった、何か補うものと合わせて飲んだ方が良いのですが、それに納得できない方は「余計なものまで買わせようとしている・・・」とか思われてるんだろうな・・・ショボーンと感じることもあります。

 

例えば、水蛭(スイテツ・・・蛭のこと)は、非常に強い活血薬なので、破血薬と呼ばれていますが、これは法律上は健康食品の扱いです。

 

医薬品の桂枝茯苓丸よりも注意して使わないといけない生薬ですが、健康食品・・・というと安全な気がしちゃいますよね。

 

なので、法律上で健康食品か医薬品かはてなマークということだけでなく、それがもともとどんな使われ方をしてきたものなのかはてなマークを考えて使うことが重要ですよひらめき電球