コリン性蕁麻疹 | こだま堂漢方薬局のブログ

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初めて聞いた名前なのですが・・・コリン性蕁麻疹


症状としては、発汗すると湿疹が出て、それが痛みやかゆみを伴う。


発汗のコントロールをしているのは、自律神経ですが、その神経伝達物質のアセチルコリンが関連しているので、そのように名づけられたようです。


とにかく汗をかくのが不快なので、お風呂で温まるのもイヤだし、運動もできないし、夏はクーラーをガンガンかけて、氷水を飲んでしのいでいるのだそうです叫び


皮膚科では、血圧の薬を出されていたようで、(種類は不明・適応外処方でしょう)それでひどい状態は治まったそうですが、ずっと飲み続けるのは不安なのと、それ以上は良くならないので、漢方でやってみたいビックリマークと相談にいらっしゃいました。


蕁麻疹には「発表」作用の薬草を多く使いますが・・・発汗も促すものが多いので、さてどうしたもんだろうか・・・とちょっと悩みました。


でも調べると、発汗させて治療する方法もあるようでしたので、そんなに強い発表剤を使わずに、清熱も出来るように「柴胡清肝湯」+αの生薬で服用して頂くことにしました。


「柴胡清肝湯」、マズイから続けられるかなぁ・・・と心配でしたが、あの気が狂うようなかゆみの苦しさに比べればプンプングーということで、頑張って服用してくださいましたあせる


半年が過ぎて、最近はお風呂も大丈夫になったそうで、今まで汗をかかなかった分、半身浴や運動で汗をかくようにしているそうですニコニコ


今年の夏は、節電で汗をかきやすいでしょうから、一応秋口まではしっかり続けて頂く予定です。