天空の水仙「日本水仙花開道」(伊予市) | 自然、戦跡、ときどき龍馬

天空の水仙「日本水仙花開道」(伊予市)

[下灘三大インスタ映えスポット]

各種映画やドラマ、CMのロケ地、アニメの聖地として名高い海岸沿いの駅・JR予讃線下灘駅からほど近い所に近年、話題になっている水仙畑がある。一般には「下灘の水仙畑」と呼ばれるが、「日本水仙花開道」にも指定され、観光客にアピールされている。

 

それは愛媛県伊予市双海町串の豊田漁港の南方斜面、30aに広がる広大な水仙畑。標高は数十メートルから七、八十メートル位ではないかと思うが、伊予灘に面して瀬戸内海の展望が広がっていることから高度感があるため、「天空の水仙」と呼んでもいいほど。

 

見頃期間は例年、12月半ば頃から翌年1月いっぱいとされる。但し、先々週の127日頃行った際はまだ見頃のピークと思えるほど咲いていたため、今週末の三連休時でも絶景は味わえるだろう。

 

位置的には下灘駅と串駅との中間位故、下灘駅から徒歩で向かう観光客もいる。最寄りのバス停は「上浜」。上浜海水浴場があった頃は夏、賑わったバス停である。

 

車の場合は、12月から1月までの間、前述バス停北の下灘運動公園の駐車場が臨時駐車場に指定されている。2月時に駐車しても問題ないと思うが、気になる方はグランド北の広場に駐車すると良い。

 

水仙畑へはそのバス停西の信号交差点を南に折れる。下灘駅から歩く場合は、線路沿いの旧道をひたすら西進すれば、上り口が現れる。

 

信号交差点を南に折れた場合は、すぐ西側に高さ6.4mの「下浜の五重塔」が現れる。享保の大飢饉で餓死した者を供養するため、享保17(1732)、串村の庄屋が浄財を募って建立した石塔である。

 

豊田川に突き当たると西に折れる。この道が昔からの街道のようである。

右手に12軒ほど過ぎると左手に水仙畑の手書き指導プレートが現れる。後は手書き道標に従うのみ。

 

遮断機のない勝手踏切を渡り、コンクリート歩道を登って行くとすぐ水仙畑が広がってくる。振向けば遮る物が何もない海の展望が広がっている。

 

畑には回遊コースがあるが、往路は他の道には気づかないと思うので、道なりに上れば良い。

若干平地になっている所に小屋がある。このやや上にハート型の水仙群があるはずだが、形が崩れており、ハートには見えない。そこからは上も下も視界いっぱいに水仙が広がっており、爽快。

 

水仙畑の天辺から奥に踏み跡を進んだ所には紅色の梅が何本かあったが、まだ咲き始め。今週末にはある程度咲いていることだろう。

 

ところで見出しには「下灘三大インスタ映えスポット」と記したが、ここ以外では前述の下灘駅、そしてもう一つは前述の海水浴場跡である青石海岸にある。「千と千尋の神隠し」に出てくる海上を走る電車の「海の中の線路」として、SNSで人気を博している若松造船所の船出のためのレールである。

 

ここへは水仙畑を堪能後、上り口前の道路をそのまま東進する。下灘駅の道路標識が建つX字路まで来ると、その西角に青石海岸に降りる階段がある。

レールの沖には防波堤代わりのテトラポット群があるが、これが遠目に見ると、「千と千尋の神隠し」に出てくる海中駅のホームに見える。

 

三大スポットを探訪後、時間があれば車で国道を西に進まれたい。串の富貴地区にゼロ戦やドイツ、アメリカ軍の航空機、アダムスキー型UFO等の手作り模型を展示した一角が現れる。宇宙人やマリオネットムービーの主人公らしき人形も見られる。

 

ネット地図には「模型飛行機道路公園」と表示されているが、その名称は探訪者が勝手に名付けたもので、実際は公園など存在しない。

 

また、逆方向の上灘地区の道の駅ふたみがあるシーサイド公園からは、以前「天空の鳥居・愛媛県版」として紹介した峨々たる本尊山に建つ鳥居を遠望することができる。

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