うさぎと要塞と毒ガスの島(5) | 次世代に遺したい自然や史跡

次世代に遺したい自然や史跡

毎年WEB初公開となる無名伝承地や史跡、マイナーな景勝・奇勝を発表。戦争遺跡や鉄道関連、坂本龍馬等の偉人のマイナー伝承地も。学芸員資格を持つ元高知新聞主管講座講師が解説。

一昨日、「毒ガス島 画像」の検索による訪問が二、三件あったのでそのシリーズを投稿します。


海岸沿いを北上して行き、右手の尾根を通り越すと、グランドが広がっていま
すが、そこは皮膚がただれるイペリットガス工場跡。そこから北には戦時中、各種工場施設が連なっており、「長浦工場群」と呼称されていました。自然、戦跡、ときどき龍馬-野ざらし貯蔵タンク跡


グランド南の尾根に上る遊歩道入口東 には石段があり、これを上がった平地には通称「野ざらし貯蔵タンク跡」があります。


戦時中は50トン入り毒ガスタンクを横置きに八個並べていました。そのコンクリート台座が残っているのです。


グランド北東部は、平地が東側に入り組んでおり、テニスコートになっていますが、そこは会食所跡


会食所跡西の北からも何面ものテニスコートが連なっていますが、ここは南から製品倉庫跡、毒薬配合室跡、発煙筒工室跡、毒ガス工室跡と続きます。但し、解説板は皆無。


それらのテニスコート沿いの山際を北上していると、右手上に藪の空自然、戦跡、ときどき龍馬-コート横の毒物貯蔵庫跡 間が見えます。そこには休暇村横にあったトンネル型毒ガス貯蔵庫より一回り小さな地下貯蔵庫跡が並んでいます。


貯蔵庫跡前の平地に大小のコンクリート片が散乱しているのは、ここが終戦時、爆破・解体された工場群の残骸置場だったため。


テニスコートが終ると、そこよりやや幅が狭い南北に長い平地になりますが、ここは「茶1号工室」と呼ばれた、青酸ガスの工室跡


その先には島屈指の巨大毒ガス施設跡があるのですが、昨日からアメブロの不具合が続き(現在も解消せず)、文章作成途中で勝手に自己パソコン設定のホームサイトに戻ってしまい、二回ほど文章が消滅してしまったため、これ以上、書く気になれません。


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