2019年4月10日(水)
春~っ!!
と思っていたら、真冬ような冷たい雨の1日でしたね。
きょうは覚書、考えの整理のために書いています。
1月に仕事の忙しさから起きたと思っていた腰痛も、
リンパケアスパッツのウエストゴムの圧迫によるものと思っていた下腹部痛も、
腸の蠕動痛かもと思っていた食後の腹痛も、
今考えると、腫瘍の増大によるものでした。
始めはよく寝る、腰に抗炎症作用のある湿布を貼る、着衣の圧迫を避ける、などで対応できていました。
腹痛は、開腹手術と腹腔鏡手術の2回の手術による腸の不具合の方を心配していたのです。
「湿布を貼れば治る骨転移なんてないよね~」とがん性疼痛とは考えてもいませんでした。
というのも、朝起きたときには痛みがなくなっていたからです。
むしろ体幹の筋肉の衰えを心配して、トレーニングで腰痛を治そうと考えていたくらいです。
そのうち食後に毎回痛みが起きて1~2時間くらい続くようになって、
手持ちのロキソニンを服用してみたら簡単に痛みは消えました。
下血やイレウスを疑う兆候はなかったけれど、次の婦人科受診のときに消化器内科にコンサルをお願いしてみようと思っていました。
骨盤領域にある3つの腫大リンパ節のうち、
一番大きいものが1.5㎝から1㎝に縮小していた前回のMRI検査から、
さらに3か月の経過観察の後の3月7日に撮影した造影MRI検査の結果は、
1㎝から長径40㎜に一気に成長して、仙骨(S1~S2)にも浸潤の所見が見られるというものでした。
さらなるリンパ節の縮小を期待していたので、落胆した半面、今までの不調の原因が理解できました。
ワタシの明細胞腺がんは、ほんとうに一筋縄では行かないなあ と再認識。
そうなりたくはなかったけれど増大したときの対応は視野に入れていたので、気持ちはすぐに切り替えることができました。
でもこんなに早く骨浸潤までするとは・・・。
腫瘍が縮小するか消えなければ、これから痛みへの対応がずっと続くでしょう。
1日3回のロキソニンで痛みレベル0~1でコントロールできると思ったのも束の間、1日4回のロキソニンが必要となり・・・。
先生と相談しtara,消化管出血のリスクを回避するために弱オピオイドのトラムセットと非ステロイド消炎鎮痛剤のセレコックスに切り替えてくださり、痛みレベル1にコントロールできると感じました。
トラムセットでは無痛の時間はほとんどえられませんでした。
オピオイドによる眠気にも慣れてきたら、またまたレベル3~4くらいの痛みが出るようになって、
上記に加え、ロキソニンを1日2回屯用しないと痛みを忘れていられないようになりました。
QOLを維持するためには、疼痛緩和は必須です。
しかも化学療法を継続するためには、消化管や腎機能、肝機能も守って行かなければなりませんし、
骨転移の救世主の放射線は、一般的には明細胞癌には感受性が低くいと言われ、消化管粘膜に対しての副作用は必発なので、タイミングを見極めることが必要です。
悩ましいかぎりですが、まずは今あるコンディションをキープしながら疼痛管理をすることが必要なので、
NSaids潰瘍から消化管を守る薬を粘膜保護剤からPPI(プロとポンプ阻害薬)に変更することやロキソニンの屯用が可能かどうか、オピオイドの増量または種類の変更が可能かどうか、を先生と相談したいと思います。
明日はイリノテカン1クールの3回目です。
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