2018年4月5日(金)
KR病院の桜
KR病院の枝垂桜。見ごろはこれから~。
きのう4月4日(木)は外来ケモでした。
朝一(8時15分着)を目指していたのに、出遅れちゃって17番目。
でも受付も採血も診察もほとんど待つことなく、とてもスムーズに行きました。
診察室にて。
「はい、採血OKだったよ。」
「再検査なかったんですね。」
「血算だけで、腫瘍マーカー検査がないからね。体調はどう?」
「はい、下痢は大丈夫でした。内服のグラニセトロンゼリー(吐き気止め)はカットしていただいてますが、前投与のグラニセトロンだけでも胃腸の動きが弱くなるみたいで、むしろ、便秘気味ですぅ。(笑)
不通だったのは退院後1日だけで開通したんですけど、すももちゃんが排泄にちょっと苦労してるかもです。」
「半夏瀉心湯でなくて、むしろマグミット(便秘薬)が必要かな?」
「マグミットなら在庫があるんで、様子を見て困ったら使ってみます。
「他に気になることはない?」
「むくみが出ました。」
「そう書いてあるね。」
投与日の夜にシャワールームの体重計に乗ったら56キロが表示されて、
風袋減らしても55キロ超えで体重計壊れてる?
あらワタシ、入院中に食べ過ぎた!?とかいろいろ考えて。」
「あはは、そんなワケないじゃん!」
「はい、2日間デカドロン(ステロイド剤)飲んだら、あっけなく52キロに戻りました。
それがですね、おしりとふくらはぎの痛み、座骨神経痛だと思うんですけど、ロキソニン1日3回では足りなくて4回使ってるんですう。」
「ありゃ、4回だと消化器症状が心配だね。胃腸は大丈夫?」
「はい、今のところは大丈夫ですがこれからの疼痛管理をご相談したと思っていました。
痛むので4回使っちゃったんですけど、大津先生の緩和の本にもロキソニンの1日4回以上は推奨できないと
ありました。
次はオピオイドでしょうか?」
「処方変えよう!痛みは我慢してもいいことないからね。」
ということで、痛み止めは
・トラムセット配合錠(弱オピオイド+アセトアミノフェン) 1日4回6時間毎
・セレコックス錠100mg (N-saids=非ステロイド系消炎鎮痛剤のひとつ) 1日2回朝夕
・レパミピド(胃粘膜保護剤)
に変更になりました。
「骨浸潤に対する治療が必要になったとき、診療科は放射線科と整形外科ですか?」
「放射線科だね。整形外科は骨折してどうしても手術が必要となったとき。
でも今の状態は腫瘍が周囲に炎症を起こさせている感じかな。
骨膜に浸潤していたらこのくらいの沈痛剤では効かないから。」
「造影MRIの所見では腫瘍は長径40ミリで嚢胞を伴っている、とあったんですけど、嚢胞はどういうものですか?」
「腺がんだからね、何かを分泌したくなっちゃうんだよね、漿液とか、粘液とか。
そういうのは分化しているモノに多いんだけど。細胞がギッシリしている充実型には(嚢胞は)少ないの。」
「メイガンちゃん、低分化だし、今まで大きくなった2回は充実型でした。
初診の時に採れちゃったヤツ(長径28ミリ)と直腸に転移したヤツ(長径60ミリ)。
見た目、似た感じでカリフラワーみたいでした。
メイガンちゃん、性格変わったのかなあ。何分泌してるんだか。」
「う~ん。予測しにくいからね~。」
「ほんと、ワタシのメイガンちゃん、いたずらっこで。」
「今度のはね、リンパ節にいたのが血管見つけて大きくなっちゃったんだね。」
「だからアバスチン(血管新生阻害薬)なんですね?」
「うん、イリノテカンが効くか見てからね。」
「次にマーカー値を調べるのはいつですか?」
「2クールめの頭。」
N先生はいつもわかりやすく説明してくださいます。
診察が終わって、ケモ室に移動。
薬剤も上がっていて、ベッドも空いていたので、すぐに始められました。
10年ぶりに針を刺し直されちゃいました。(笑)
10年前は下肢静脈造影MRIのルートを足の甲から撮ったので、難易度が高かったから仕方ないですけどね。
「血管が良いと失敗できないんでプレッシャー感じますね。」と入院ケモのときの助産師さんが言っていました。
ルート取ってくれたケモ室の看護師さんは「こんなに血管出ているのにすみません」て、謝ってくださいました。
「いいえ~、ダイジョウブです。」
なんの、なんの!
ドMなんで痛いうちに入りません。
一番人気の血管はやめて、隣の初めて使う血管に移動。
チクリともせず点滴中も痛くなりませんでしたよ。
失敗は成功の元。
失敗作の翌日。アザになってるけど痛くはありませんよ。
点滴しながら、痛み止めをのむために、おにぎりをパクリ。
イリノテカンだけなので、1時前には終わりました。
はやっ!!
となりのベッドでオキサリプラチン投与中の方にアレルギーが出て、酸素飽和度が91に低下したということで、先生が呼ばれて酸素を開始したりというハプニングがありました。
抜針後止血できたことを確認してもらうのに、ちょっと待つことになりましたが、勉強になりました。
川沿いの桜、満開~!!
朝出るときは、けっこう寒かったのに、病院を出たときはピーカンのぽっかぽか!!
あちこちで咲きそろった桜を見ながら、職場のある駅まで一駅、歩きました。
きょうはお客さん。
ワタシの「おかっぱボブを見た学生アルバイトさん、髪の毛切ったんっですか!?」って。
切って伸びてるワケないし~。
「あ、これズラ。(笑)
前のショートカットもズラよ~。」
病院前の調剤薬局が混んでいたので、地元の同じチェーン店の調剤薬局に行くことにしました。
それを思い出したのはもう家まで100m地点。
あぁ、ケモブレイン!!
ま、いいか。薬局まで5分だし、荷物を置いて出直そう。
無事、新しい処方薬を入手して帰宅しました。
夕方の服薬からロキソニン(N-saids)から
トラムセット(アセトアミノフェン+弱オピオイド)&セレコックス(N-saids)に切り替えました。
痛みが出てきているのに、ぜ~んぜん効いてきません。
きょうの診察でワタシの場合、ロキソニンは30分くらいで効き始めると言ったら、
先生は腸で吸収されるまで、ふつう1時間くらいはかかるって言ってたなあ。
薬が変わったからもうちょっと待ってみよう。
痛いよ~。
タッキーが圧迫骨折したときにもらった湿布が残っているんで、それも貼ってみる。
2時間近く経っても効いて来ません。
もしかしたら1回では効果が出る血中濃度にならないのかな?
きょうはロキソニン2回しか飲んでいないし、お薬切り替えたたけど屯用でロキソニンを飲んでみました。
ふつう、ケモ当日はケモハイで眠れないんだけど、ロキソニン追加したせいか、痛い~と思いながらも寝ちゃったみたいです。
目が覚めたときは2時間くらいたっていました。
痛みも治まっていましたよ。
それからはマツコデラックス見て笑っていました。
深夜12時にトラムセットを服用。
その後、6時間毎に服用していますが、ロキソニンなしでも痛みはコントロールできています。
イリノテカン入れると、軽いムカつき?胸やけ?があります。
こみ上げてくるようなことはありません。
ゲップがたくさん出るだけです。
屯用でグラニセトロンゼリーでない吐き気止めが出ているけど、この症状に適応しているのかしら?
メトクロプラミド。
アセチルコリン(脳内伝達物質)の働きを増強させて胃腸の動きをよくするらしいです。
これを書いている今(イリノテカン投与翌日の夕方))、ゲップも胸やけ?も治まってきたので、服用しなくてもダイジョウブみたいです。
「抗がん剤は間接的痛み止め」とDr.押川は言います。
まだ1クールめ半ばですが、イリノテカンの効果がでますように
ご訪問ありがとうございます。
見たよ の1ポチしていただけるとうれしいです。