苗を育てた小さな田んぼも、最後に田植えをして完了です。
今年も無事に全ての田植えが終わりました。
生まればかりは2ミリだったオタマジャクシも今は5センチになって。
ここまでたっぷりの水があれば無事に育ってくれるでしょう。
転んだ稲を直しながら、元気に動き回る彼らの姿にホッとしています。
写真の斜面では「ニョキッ」っとハチク(淡竹)が顔を出しています。
地上に出たばかりはとても柔らかくて、気持ちよく折れてくれます。
放置しておくとすごく強い根。
畔を伝って地中から田んぼの中まで侵入してきます。
大きくなったらそれはそれで切り出して間引くのに相当な労力を要すため、今の時期に管理して置くことは必要です。
身近な里山は、できる範囲で手をかけていけば季節の恵みを与えてくれます。
先端の柔らかな場所はてんぷらで。残りは炊き込みご飯。
ラー油を入れてシナチクにすると、コリコリした食感が美味しく楽しめました。
田植えが終われば、今度は除草の仕事に入ります。
朝6時、山の緑はいつもより落ち着いた色です。
静か。
奥からアカゲラなのかキツツキの音が聞こえてきます。
水の中では草がどんどん生まれてきます。草に負けないように週に一度、朝の涼しいうちにチェーンを引いて田んぼを歩きます。
幼い稲にとっては最初から試練です。上から鎖で踏まれ、さらにアオサギが生き物を狙って歩き回り。
そんな刺激もあって、1週間もすると10センチ以上も土に強く根を伸ばしていきます。
丈夫な根を張り、草に負けずに元気に育ってほしい。
田植えが終わった今の思いです。