17%
昨日の水分計の値です。

 
刈って干したお米の水分は、陽の力で少しずつ乾燥が進んで、晴れた日に10日も干せば、水分が15%台になって収穫できます。

今朝は冷たい雨でした。
あと少し晴れ間が続けば収穫できるのに、最近の秋晴れは長く続きません。

広い田んぼは、半分を刈ったら稲架に干して、乾燥したら収穫して。
そして残りの半分を刈って干す。
そこまでの2回の工程でひと月ほどかかります。





稲は、自然の気象に委ねてゆっくりと籾の水分を抜いています。
茎や葉が最後の養分までも一粒に送って、やがて種となって来年の実りに命を繋いでくれます。
そんな実りを人が分けてもらえるなら、昔ながらの時間がかかる方法も大事だと思っています。


 
 
地域でも稲架かけをしてお米の収穫をする方はとても少ないです。高齢の方が農業をやめれば、次の世代の方はもうやりません。

家族の分と、お客様の分、小規模だからこそですが、そんな農業を続けていきたいと思います。
 

 

 

 

 

 
少しづつ色づいて頭を垂れてきました。

春の新緑や、夏の深い緑。そして秋に向かって黄金色へと日々変わっていく今。様々な絵を見せてくれます。

今年は7月の一か月も続いた長雨で成長が遅くて、
どうなるかハラハラしていましたが、
無事に実ってくれています。
梅雨が明けて、取り戻すように成長を早めた姿に驚きました。

これから収穫まで何回の台風がくるだろうか。

大風が吹いても、
しなってやりすごしてくれます。
今まで倒れたことはありません。




でも、昨今の異常気象は怖い。
何処まで強くなるんだろう。

自然が育てた稲を信じて見守ります。
 

 

 

 

 

 

 
 
秋雨前線が活動し始めると、毎年残念に思っていたことがありました。
それはトマトの肌が黒くなってしまうこと。
湿度の続く中でカビ菌は容赦なくトマトの葉や茎、実の表面を攻撃します。黒ずむのはそれと戦った後。負けた実は脱落していきます。

それが、今年。いくら雨に打たれても、そんなにならない。
茎も、実もしっかりしてこんな事は今まで少なくて。
植物の栽培は不思議なことの連続ですが、良くても悪くてもそれぞれ理由はあるのだと思います。タネをつないで6年。雨よけのビニールなんて張らなくても元気に育つ種になってくれたんだろうか。






沢山とれたトマトを湯がいて皮をむいてソースにします。
トマトソーススパ! あと少しの間とれてくれるナスやシシトウに元気をもらっています。
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 
 

 

 

 

 

 

 


穂が出始めて1週間経ちました。
広い田んぼ、決して一斉に出ることはなくて、
日当たりの良い場所から順に穂が上がってきます。





穂先はまだ真っ直ぐに上に向いています。
これから一粒一粒にデンプンを貯めて、時間をかけて首を垂れていきます。


暑い夜は稲も大変。
呼吸も多くなります。
昼間せっかく光合成して糖をいっぱい作っても、
そのエネルギーを呼吸に使ってしまいます。
そんな日は、水路の水を引き入れて夜の水温を下げます。

その年の天気や、気温に左右される農業。

長梅雨も異常な高温も、コロナも、
すべてが自然現象ですが、少し変動しすぎていますね。
毎年、振れ幅が大きいと感じることが続きます。

稲は、稲自身で気候に合わせながら成長しますが、それでも限度があります。
あまりにも低温すぎたり、高温すぎたりすると実りません。

人の行動も変えるべきところは変えながら、環境を考える努力をしていかないと。
コロナと上手く付き合う術がそれにつながっていけばいいのですが。

夕方真っ赤に色づいたアキアカネをみかけるようになりました。
酷暑もう少しの我慢です。

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

とても暑い日が続きます。
人も畑も日照りになりそうです。

冬瓜の両脇でスイートコーンを育てています。
ともに6月に入ってから、コーンは種を播き、冬瓜は育てた苗を植えました。

暑くなる時期に合わせるように成長が進み、つるを四方に伸ばして。大きな葉で地面を覆って、土の水分の蒸散を防いでくれています。




一方でコーンは上に伸びる作物。
その下を冬瓜の葉が覆ってくれることで、根が水にありつけます。

畑のイメージって、一面に同じ作物が並んでいるのが一般的かもしれません。

でも、コーンだけを集めて育てるとか、冬瓜だけを育てるのではなくて、相性の良いとされる野菜を一緒に育ててみることも様々試しています。




植物どうしの共生の力もめいっぱい借りて、
その結果、大きなトウモロコシが育てば嬉しい!


コーンを上から覗くと、

 

 

いつからそこでジッとしているんだろう。

いろいろ出会いがあります。