2022年の大みそか以来の沼津。前回は「沼津魚市場食堂」という名前だけを頼りに、「市場直営の食堂かな?」と訪問したものの実際には違っていて、今度はしっかりと予習。「沼津我入道漁協」の直営店舗「市場めし食堂」を訪問してきました。

 

 

遊覧クルーズ船の発着場の真ん前の立地で、1階は売店。

 

 

売店の存在は以前から知ってたのだけど、2階の飲食店は2020年からスタートらしくまだ新しい。だから気づけてなかったのか。。。ちなみに、土日の昼時間だけの営業です。

 

 

売店には特産の干物がずらり。ちなみに静岡県は日本一の干物生産地で、なかでもアジの干物は4割ほどのシェアを誇るそう。

(静岡県HPの該当記事はこちら)。その最大生産地が沼津です。

 

 

2階に上がると南側は漁港を見通せ、ちょうど遊覧船が出発待ちしていました。

 

 

この日は絶好の晴天だったので、反対側の窓を見ると、くっきりと富士山が。

 

12時40分頃(3/3日曜)に入店して、先客は16名。そのうち10名が団体さん。その日の偶然なのか必然なのか分からないけれど、先客全員が70歳以上っぽくい。「丸天」などが並ぶ飲食店街は若い人主体なので、かなり雰囲気が違います。

 

 

右側の紙面にも記載があるように「この漁協の主力魚種はタチウオ」 

 

 

メニューを広げると、見事に太刀魚が並びます。

 

 

ということで、少しでもいろんな太刀魚メニューを食べてみたいなと、単品を組み合わせていくことに

 

 

まずはこの店の看板っぽい「一本ふらい」。揚げたてでホクホク、何とこちらは440円とめちゃ安い。

 

 

塩焼きは880円。こちらの方が小さいのに値段は倍!ベースの素材が違うのかな?

 

 

メニューには定食表記しかなかったものの、単品もできるということで頼んだかば焼き。こちらはお値段ぐっと上がって1540円。確かに量は多い。

 

ただ、高くなるほど味は下がっていく印象。。。フライ時にちょっと気になった水っぽさが、塩焼きだと顕著に出て、かば焼きのタレはけっこう違和感がある。

 

厨房も接客も真剣な感じは伝わってくるんだけど、何だろう?このもったいない感じは。太刀魚の特産地の漁協直営店だから、もう少し頑張ってほしいなあ。

 

 

帰りはもう少し富士山の近くへと、御殿場線に乗車。そして「富士岡」という駅名が気になって何となく途中下車してみます。

 

写真は、駅からすぐ近くにあった「富士見台」から眺めたもの。たまたま今文章を書いていて気付いたのだけど、かつてスイッチバックがあったときの遺構だそう。訪問時に知ってればよかった。。。

 

この後は、お薦めの漁港食堂の代表格「めしや大磯港」の夜営業へ。刺し盛りを頼んだら、メインに太刀魚の炙り刺しが出てきて、(調理方法は違うとはいえ)こちらは段違いに美味しい。再び、う~ん・・・と唸ってしましました。