ティーンズラクロス#関東ティーンズカップ決勝トーナメント1,2回戦振り返り | 鼓舞 平(こぶ平)のラクロス応援チャンネル

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第26回関東女子中学高校ラクロスリーグ戦 関東ティーンズカップは昨日6月9日に行われた、準々決勝戦を終えベスト4に絞り込まれた。先ずトーナメント1回戦全試合結果と、特に中から2つの試合について詳しく振り返ることにする。今回は決勝トーナメント振り返り①

決勝トーナメント1回戦

決勝トーナメント1回戦は激戦になる予想をしていたが、2試合で予想を超える接戦となった。

其の2試合の内今回は第1試合を振り返ってみよう。

①大妻多摩中高 vs 神奈川県立鶴見高

大妻多摩は春季は高校3年生が引退する事になっており、今季は敢えて残った12番の高校3年生がブロック戦からチームをリードしてきていた。一方の県立鶴見は11人とギリギリ構成のチームながら、少数精鋭という事にふさわしい、突破力を持ったチームとなっていた。

それを考えると、高校2年生以下主体の大妻多摩に負担の大きい試合となると予想していた。

結果立ち上がりは予想通り県立鶴見の5番、74番を中心とした突破力がブレイクを作り出し、1Qはポゼッション3対7と県立鶴見のペースとなった。しかしそれに対して大妻多摩の唯一の高校3年生長崎選手がドロー、1on1で踏ん張り食らいつけたのが、2Qへとつながったと言える。

2Qに入っても県立鶴見の攻勢が続くのだが、ここで、大妻多摩のゴーリーが魅せる。大胆に飛び出し、シューターへも圧力を掛けると、県立鶴見のショットは、絶対的なショットもゴーリー正面か、外れる。そして際どいショットはセーブする。ここで、流れを止めたことが大きかった。結局3Qもゴーリーを含めた守備の頑張りもあり、最低限の失点でクリアした。大妻多摩から見ると、ここまでショット数は 7対21 決定率40%(ラクロス応援チャンネル的最低限の決定率)としても 3対8 と決定的な差で終わっていてもおかしくはなかった。

結果的に

そして第4Q、最初に県立鶴見エース5番の1on1で突き放し万事休したかと思われたが、あきらめずに食らいついた大妻多摩の12番長崎選手が奔流の先頭となり、連続得点で7対6と迫ったのが残り4分。

点を取りあった、最終局面、大妻多摩12番長崎選手の裏捲りで同点ゴールで延長戦へと繋がった。

ここから先は、もう僥倖を含めた、実力以上の力が左右する時となり、両者がショットを撃ちあう中大妻多摩33番のショットが試合を決めた。

☆こぶ平's Eye

鶴見高校の5番74番の突破力はトップレベルの物であり、その実力を見せた試合ではあったが、ゲームの中でのショット力という面で試合経験の少なさが出てしまったと言える。

大妻多摩12番長崎選手は5得点、10ドローWinと文字通りチームをけん引した。その前へ向かう姿勢はラクロスというスポーツで何が大事かを示してくれたと考えている。

コーチングを十分に受けられない大妻多摩が経験という目に見えにくい力で勝ち取った勝利だったと言える。

 

以上 関東ティーンズカップ 決勝トーナメント振り返り①

 

やっぱりラクロスは面白い!!

こぶ平