数日前のブログで、
NHKの『歴史探偵』の番組、
”陰陽師 平安京の闇をはらえ”
の話しをしました。
陰陽師が作った暦注には、
「忌夜行」
夜に出歩いてはいけない日。
「除手足甲」
手足の爪を切る日。
「沐浴」
体を洗う日は月に八日だけ。
病気の人を見てはいけない日であり、お見舞いしてはいけない日とされていました。
「忌遠行」
遠くへゆかずの日。
「血忌日」
血は穢れ(けがれ)なので、鍼やお灸をしてはいけない日としていました。
など、細かく書かれてましたが、暦注を気にしすぎると、がんじがらめになりますよね![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
一条天皇は引越ししたいけど、縁起の悪い日が続き、いい日がなくて引越し出来ない事態になってたそう![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/015.png)
![笑い泣き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/015.png)
そこで、陰陽師がした儀式が、
反閇(へんばい)。
北斗七星を形どった歩き方で大地を踏みしめます。
北斗七星は、人の生死を司る星座とされます。
反閇で北斗七星を地に降ろすことで、吉凶をひっくり返す儀式です。
引っ越しの日の10月11日は、縁起の悪い大渦日(たいかにち)でしたが、それを吉日に転換しました。
暦注で爪を切る日、灸しちゃいけない日、遠出しちゃいけない日などいろいろ決めるけど、結局、陰陽師次第でなんでもありに出来ちゃうの![??](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/096.png)
![??](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/096.png)
って、テレビを見ながらツッコミを入れそうになりました![笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/664.png)
![笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/664.png)
反閇という歩き方の呪術は、『弱法師(よろぼし)』という能の演目にも名残りがあります。
最近、読んだ古書には、
灸を忌む日、灸してはいけない日が書かれていて、
「その日に灸すると死ぬ」
とあり、え〜〜〜ってびっくり![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
![びっくり](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/014.png)
私、もう何回も死ぬ危険があったのかしら![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
昔、某有名占い師が、
「あんた、死ぬわよ」
とテレビでよく言ってたのを思い出しました。