今日は、
二十日正月、廿日正月。
正月納めの日。
正月の終わりは15日とする説など諸説ありますが、先日のブログでも説明した廿日灸(はつかきゅう)、皿灸をしました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240120/19/kobe-olive/b2/f2/j/o0810108015391705097.jpg?caw=800)
家の玄関、軒先でお皿を逆さにして艾(もぐさ)を置いてお灸します。
私は、ミニ
焙烙皿(ほうろくざら)があったので、それでお灸
![炎](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/110.png)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240120/19/kobe-olive/fa/06/j/o0607108015391705102.jpg?caw=800)
この時に使用する艾は、前年の端午の節句で軒先に干したヨモギをすり鉢ですってモグサにしたものです。
端午の節句は、ヨモギや菖蒲など匂いの強いものを軒先に吊るして疫鬼除け。
中国では、5月は、蛇・ヒキガエル・ムカデ・サソリ・トカゲの五毒が出てくる時期なので、毒月ともいわれます。
5月5日は、物忌みの悪月悪日といわれ、湿度上昇とともに細菌や五毒といわれる虫が増え、疫病が増える時期。
薬草、酒、よもぎ、菖蒲、ちまきなど様々なものを使って厄除け祈祷します。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240120/19/kobe-olive/34/56/j/o0617108015391705109.jpg?caw=800)
中国では、家の門扉にヨモギや菖蒲を束ねて吊るす風習が残ってますが、日本は軒先に吊るす風習が多かったりします。
軒先は、家の屋根の下でありながら、家のソト。
家のナカとソトの緩衝地帯ともいわれています。
疫病をもたらす疫鬼が家の屋根から頭を出して、家の中をのぞいて様子をうかがってる絵巻も残ってます。
だから、5月5日、軒先から疫鬼が覗けないよう屋根に菖蒲を突き刺して吊るす菖蒲葺き(しょうぶふき、あやめふき)の風習もあります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240120/19/kobe-olive/29/1b/j/o0607108015391705112.jpg?caw=800)
廿日正月も、軒先と玄関と両方に廿日灸
![炎](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/110.png)
禍(わざわい)が家に入ってきませんように。
疫鬼に見つかりませんように。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240120/19/kobe-olive/f6/6b/j/o0698108015391705113.jpg?caw=800)
頭、お腹、腰、膝など気になる部分にお灸。
30分くらい熱さが持続するので、気持ちよかったです
![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
ミニ焙烙皿(ほうろくざら)。
ルピカの紅茶専門店で買って使ってなかったものですが、これからお灸でもどんどん活用したいと思います
![笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/664.png)
おやつを小さくカットしてる様子を真剣に見てます
![笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/664.png)