本日より、新年度や新生活、新社会人として、
新しいスタートを切られる人も多いのではないでしょうか?
新しい「変化」があった人もなかった人も、
4月はなんだか“スタート”という感じがする季節。
この時期になると、一つの言葉を思い出します。
それが、リクルートの元・社訓でもあった、
『自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ。』
リクルートに在籍していた頃にも、
デスクにこの言葉を掲げていた方もいたし、
現リクルートの人も、リクルートを卒業していった人にもこの言葉を大切にしている人が多いです。
私も、自分自身をふるい立たせる言葉として、好きな言葉。
『自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ。』
機会は“与えられる”ものではなく、自ら創り出すものである。
そう、この言葉は教えてくれます。
私が新卒1年目でリクルートのゼクシィ編集部に編集者として配属になった時も、
新人編集者としてまだまだ仕事も一人前にできない時期でしたが、
自らの発案で新しいチャレンジをしたことがありました。
当時、編集者は1000人分近くのアンケートを毎月読んで、
編集記事としてto Cである花嫁さんに届けるという仕事をしていたのですが、
ブライダルという業界は、初心者が多いカスタマー(読者)とクライアント(ブライダル業界の企業)の実はコミュニケーションギャップが大きいマーケット。
例えば、会場見学に行ったカップルに「バンケット」と、会場の担当者は簡単に言ってしまうのですが、結婚業界に知識のないカップルたちからすると、「????」となってしまいます。
(バンケット=宴会場のこと)
『カスタマーとクライアントのコミュニケーションギャップを埋められる方法がないか?』
私がそう考えて始めたのが、「ゼクシィ編集部通信」というカスタマーのアンケートをブライダル業界の企業向けにまとめた通信を毎週1回出すことでした。
当時の上司に、「カスタマーのことをもっとクライアントに分かってもらえるようなものを作りたいんです!」と直談判して、快く承諾してもらいました。
当時、まだまだ新米の編集者だったので、編集記事を作るという通常業務に加えて、自ら始めたいと言って始めた「ゼクシィ編集部通信」を毎週発行するというのは、とても大変だったのですが、
このことを一つのきっかけに、新卒2年目に企画の部署に配属になります。
環境は与えられるもので、変えられないと思っていれば、自分も周りも変わりません。
ですが、自分が今目の前のできることを一生懸命やる中で、
新しく何かの機会を作れるチャンスがあれば、実際に行動していくことが、
自分自身に新しい機会(=チャンス)を舞い込ませ、周りの環境も自分自身も成長していく。
新年度、自分が望む理想の環境に身を置いている人も、そうでない人もいるかもしれません。
ですがどちらにしても、機会は自ら創り出すことができる。
そうして創り出した機会によって、想像もつかないような自分に成長するかもしれない。
どんな道を選んでも、どんな道に身を置かれても、
「それを後悔しない自分になっていこう!」とする思いが、自分を強く前向きに成長させてくれるのではないでしょうか?
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