冬休みを目前にしたホームルームの一コマ。担任が、「冬休みにどこかへ旅行に行く人?」と聞いた。
ホームルームあるあるの光景。
ところが、この光景に、うちの子どもは腹を立てて帰ってきた。
クラス内のほとんどの児童が、担任の問いかけに対して手を挙げたのだという。
うちの子どもは挙げなかった。挙げられなかった。
親が教員をしているため、コロナ禍での外出は自粛。
それがしかたのないことは、子どももわかっている。
そのしかたのないことを受け入れようとしていたのだが、周りのみんなのお家が自粛ではなく、旅行に行くというので、やはり腹が立ったらしい。
腹の立った相手は、親なのか、それとも周りの児童なのか。担任なのか。コロナウイルスなのか。
もしかしたら全部かもしれない。
だからといって、子どもの担任に対して抗議するつもりなど毛頭ない。
私とて、これに近い質問を、生徒にしたことがあるように思う。とくに考えもなく。
しかし、教員という立場でなく、児童・生徒の側に立ってみると、わかることがある。
コロナ禍でなくても、親の仕事が忙しくて旅行に行けない、お金に余裕がなくて旅行に行けない、そんな家庭も少なくないはず。
難しいね。この仕事は。
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