あえて生徒の前で「弱さ」を見せる | 神戸国語教育研究会カプスのブログ

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「教師」たるもの、生徒の前では絶対に毅然とした姿勢でいなければならない。「教える師」と書いて「教師」だ。

 

そういう教えを聞いたことがある。

 

けれど、私は割と弱さをオープンにしているほうだ。

 

国公立大学を志望するクラスの担任を受け持っても、「自分は国語バカです。数学どころか、小学校の算数が苦手だったので、国立大なんて端から眼中にありませんでした」と言い切った。

 

中学時代、英語の先生から「教科書の本文を丸暗記せよ」と言われた。小テストもあったし、定期考査にも出題された。それでも、私は「こんなの、丸暗記したって意味がない。だって、模試や入試では教科書と同じ文章が出るわけないんだから」とへりくつをこねて、覚えようとしなかった。そんな話もする。

 

明らかに、これから一生懸命、学んでもらわないといけない生徒に対して、「あなたたちの担任は、現役時代に全然やってませんでした」と暴露している。

 

けれど、ちゃんと考えがあって、そう言っている。

 

英語の丸暗記は、結局、高校に行ったときに後悔した。中学時代に、教科書の英文を丸暗記していた同級生は、高校に入って英語の成績が安定した。文法や単語もしっかり勉強しているんだろうけれど、それ以上に、英語の文章というのが体にしみついているので、私よりもスムーズに英文が頭に入ってくるのだろう。

 

自分の失敗談をふまえて、こうするべきだったと後悔したことを語る

 

「国語バカ」に関しても、裏を返せば国語は極めていた、とも言える。国語が好きで好きでたまらないから、みんなにも国語を学ぶ楽しさを知ってもらいたい。それを目標に、授業をやっている。

 

教師然として、上から目線で四角四面に語るよりも、ちょっと俗っぽく、人間くさいほうがいいのでは?

 

このスタンスでやってきたけど、今まで「先生は所詮○○大でしょ?」と見下されたことはない。

 

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