読解のテクニック以上に、「楽しさ」を伝えることから | 神戸国語教育研究会カプスのブログ

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国語の授業は難しい。

 

退屈で意味がないと思うのは、教材の内容を黒板にまとめるだけの授業。生徒は、黒板をノートに写すことで必死。教員が一方的に伝えるだけで、どうしたらそのようにまとめられるのか、生徒が思考しないまま終わる。定期考査はノートを暗記すれば点が取れる。けれど、初見の文章で解かないといけない大学入試や模試には対応できない読み方・解き方を知らないから、実力問題に太刀打ちできない。

 

きちんと、読み方・解き方というテクニックは教えるべきだ

 

書店に行けば、予備校講師が発行している読解のテクニック本が山ほどある。学校専売の副教材にもたくさんある。

 

ただ、それに走りすぎるのもどうかと思う。

 

小手先のテクニックばかり気を取られ、本文をしっかり読む、ということを忘れてしまう。テクニックさえ身につけば点数が上がると錯覚し、やたらとテクニックを使いたがる。

 

本当は、現代文の文章から何を学ぶか、それが一番大事だと思う。テクニックを使って読んで、評論文なら自分の知らない知識を得て、考えを深める。小説なら架空の世界を通して追体験をする。

 

文章を読めば、自分の視野・価値観が広がっていく。それが楽しい、と生徒には思ってほしい。

 

テクニック以上に。この楽しさを感じてもらえたら、現代文への意欲がさらに高まるはずだ。

 

私は、テクニックも教えるけれど、どちらかというと、この「楽しさ」を感じてもらうことに重きを置いているし、そちらのほうが得意かもしれない。

 

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