中高生は人間関係に悩まされる。これはいつの世の同じだ。
そこへ、SNSが入ってきた。これまでなら、学校にいる時間帯で人間関係に悩んでいたのだが、帰宅してから寝るまでもSNSでつながることを求められ、時として悩まされる。起きてから寝るまで、だれかとつながっている。
「友だち」って何?
帰宅してからまで振り回されていては、心が安まらない。一人の時間があってほしい。それに、学習や趣味の時間が奪われる。
つながっていないと「友だち」でなくなるというのなら、それは「友だち」ではない。あなたにとって、自分の人生を邪魔する存在だ。
学習が手につかない。自分の時間がもてない。
本当の「友だち」なら、あなたのことを思って、あなたの時間を尊重するべきだ。毎日毎日、帰宅してからもつながっていないと維持できないのは「友だち」とは呼べない。しばらく音信不通だったのに、たまに連絡を取り合って、音信不通期間に起こった出来事を、腹を割って話し合える、そんなのが「真の友だち」じゃないのかな。
少なくても、あなたの大切な時間を奪い、振り回すのは、「友だち」ではない。その「友だち」はあなたの人生を保障してくれない。受験生がSNSに没頭して学習に集中できず、目標とする大学に合格できなくても、その「友だち」はSNSで慰めてはくれても、それ以上何もできない。
「友だち」に固執することはない。SNSがあるのなら、それをうまく利用して、お互い自分の空いている時間に情報を共有すればいい。LINEに即返事しなきゃいけないとか、バカらしい。LINEは自分の都合のいいときに返信すればいい。InstagramやFacebookで「友だち」の近況を知ればいい。たまに会いたければ、そのときにDMを送ればいい。
とにかく、俗に言う「友だち」に振り回されるな。
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