教員と生徒には相性がある | 神戸国語教育研究会カプスのブログ

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教員にとって、今、目の前にいる生徒全員が大事だ。こんなことは、改めて言わずとも、教員である以上、当然のことだ。

 

しかし、相性というものは、どうしてもある。

 

(良くないことだが)教員にとって苦手な生徒。その逆に(これはよくあるが)生徒にとって苦手な教員

 

お互いに、絶対にいる。

 

授業担当者と生徒の関係でもなかなか難しいが、もっと厄介なのは、担任と生徒の関係の場合だ。

 

この両者間で「苦手」という意識があれば、苦しくなってくる。学習指導だけでなく、生活指導にも影響を及ぼすからだ。

 

だから、教員と生徒が1対1で接するのではなく、学年全体、もっといえば学校全体で接することを心がけないと苦しい。

 

一昔前は、なんでもかんでも「担任」任せだった。各担任が自分の個性や得意分野を発揮させて、学級王国を作れば良かった。でも、価値観がどんどん多様化している現代において、学級王国を築き上げると、その王国のルール・価値観に馴染まない生徒が当然出てくる。そこに入れない生徒は、毎日が息苦しい。

 

だから、いろんな教員が生徒に関わる。「隣の生徒だからうかつに関われない」などという遠慮は無用だ。担任にすれば、自分のクラスの生徒を、他の教員にとやかく指導されるのは気分がよろしくない。けれど、そんな己の感情は抜きにして、「関わってくださってありがとう」くらいの余裕が必要だ。

 

クラスという個人商店ではなく、学年・学校という組織で対応する。ますます、それが重要になっている。

 

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