新学力を意識したフィールドワークの提案 | 神戸国語教育研究会カプスのブログ

神戸国語教育研究会カプスのブログ

神戸国語教育研究会カプスのブログです。現代文の副読本、アクティブ・ラーニング、課題解決型学習のテキスト『生き方GET』を制作しています。
公式サイトは「カプス」で検索を!

遠足や校外学習など、フィールドワークとして奈良や京都を訪れる学校は多いだろう。

 

以前なら、バスガイドさんが案内して、名所を終わって終わり、というところだった。

 

それが、班別行動をするようになった。事前に下調べして、どこを回るか決める。それでも、インターネットのない時代は、単に見学で回るコースを決めるためだけの事前学習だった。

 

今や、事前学習の時にインターネットを使って、どんな場所なのか、下調べをしてから現地に行く時代だ。

 

それだけじゃなく、現地に行った後、事後学習として、発表をする学校も増えていることだろう。

 

模造紙にまとめる発表もあれば、PowerPointを使ったプレゼン発表もある。

 

時代はどんどん流れている。単に観光としていくものから、付加価値のある学習へ。

 

そこで、事後学習に一つの提案。

 

「あなたが、小学校低学年に、見学場所をガイドするとしたら、どんなふうに説明しますか?」

 

こんな設定でプレゼンを考えさせる。別に小学校低学年にこだわるわけではない。低学年なら、かなり言葉を平易なものにしないといけないし、写真などビュジュアルも駆使しないと難しい。他にも、外国人観光客にガイドするとしたら、とか、設定は色々考えられる。対象を限定することで、どうやって伝えるか伝え方というのを考える。

 

こうしておけば、現地での史跡・施設の見方も変わってくる。単なる観光が、より高度な次元の観察へと変わっていくだろう。

 

これって、まさしく新学力に相当する方法だと思う。

 

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

神戸国語教育研究会カプスについては → 公式サイトへ

 

課題解決型学習、アクティブ・ラーニング、現代文の副読本として最適の教材『生き方GET』全4巻+ベスト版 → 詳しくはこちら

↓クリックしてランキングアップにご協力ください。

にほんブログ村 教育ブログ 教育研究団体へ
にほんブログ村